...彼奴は妙に並外れた空想家で...
有島武郎 「星座」
...これは最も並外れた光景なのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは静が人並外れた美人だつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...忘れてゐたが上西氏は人並外れた口達者(くちたつしや)である...
薄田泣菫 「茶話」
...自分の女房(かない)が人並外れた贅沢家(や)なのを想ひ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...人並外れた贅沢をする岡村君の事ですから...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...人並外れた敏感さを示すのであつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...彼には並外れた野心のあるためではないが...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...向うから人間並外れた低い奴が来た...
夏目漱石 「倫敦消息」
...並外れた美しいものに對する...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いま言ったそのごく並外れた活動力と...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...そして種子は並外れた始動速を与へられて...
牧野信一 「卓上演説」
...そしてその眼つきのきれいさも人並外れた澄み方をしていた...
室生犀星 「童話」
...その並外れた金遣い...
夢野久作 「斬られたさに」
...子供として並外れた高い鼻と其(その)横に附いて居る立湧(たてわく)のやうな深い線...
與謝野晶子 「帰つてから」
...異常な頑強さと並外れた生物としての属性を別にすれば...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...これらはおおむね月並みかそれ未満の精神の持ち主で――異様に高度な学識や並外れた精神的吸収力のための容れ物とは考え難い人々だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...元来が並外れた大男ではあるが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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