...裁判長はそれを静めるために並々ならぬ骨を折った...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...我々は何か並々ならぬことが行われつつあるのを知った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...前に述べた人々の並々ならぬ御好意に依って...
石原莞爾 「戦争史大観」
...蘭堂に並々ならぬ好意を寄せていたし...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...敬治兄等の並々ならぬ友誼については...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...これこそ並々ならぬ素晴らしいお医者様だと吹聴(ふいちょう)するのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...その芸術的構成には並々ならぬ苦心が払われている...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...弥之助は並々ならぬ苦しみをしている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...並々ならぬものを焼付(やきつ)けたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...金銀の御佩刀(ごはいとう)――御召物の裏梅の紋所――並々ならぬ方とは存ずるが」主人も暫らくは判断に迷った様子です...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...並々ならぬ御身分の御方様(おんかたさま)に御座ります」「と仰(おっ)しゃるのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...並々ならぬ好意を寄せてゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...並々ならぬ反感を持つてゐさうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのほか並々ならぬ屈辱と妨害を受けたが...
久生十蘭 「魔都」
...並々ならぬ悲劇だつたんだからね...
牧野信一 「武者窓日記」
...もっぱら法王庁の役人 Filippo Musotti という人の並々ならぬ友情のお蔭でこれを得たらしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...合せると並々ならぬ量である...
柳宗悦 「和紙十年」
...並々ならぬ才能を有つ同君の仕事が...
柳宗悦 「和紙十年」
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