...裁判長はそれを静めるために並々ならぬ骨を折った...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...彼が誠に並々ならぬ魅力を感じていたことが分る...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...並々ならぬ興味と...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...自分の生涯に何かしら並々ならぬ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...内と外との軽侮や迫害と闘(たたか)って来た今日までの彼女自身の並々ならぬ苦労を...
徳田秋声 「縮図」
...もった興味は並々ならぬものがあった...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...弥之助は並々ならぬ苦しみをしている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...並々ならぬ良い頭脳の所有者でもあったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...並々ならぬ御身分の御方様(おんかたさま)に御座ります」「と仰(おっ)しゃるのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...これだけのことをやり遂げるのは並々ならぬ膽力(たんりよく)と手並と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうやらこれは並々ならぬ災難の前兆...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...)彼女らは頭の天辺から足の爪先まで実に並々ならぬ注意をはらって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの人の性格に並々ならぬいい所があることを気づいた人は...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...この頃の時代ではなかなか作家にとって並々ならぬ意味をもって居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今日までにわたしの知っている・異常な並々ならぬ・偉人の全部である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼には工藝の本質たる「美」への並々ならぬ直観があった...
柳宗悦 「工藝の道」
...去年の中共大陸のカンバツや水害が並々ならぬ範囲と深刻な惨害にあるとだけはチラチラ報道されている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...読書と独学の速さもまた並々ならぬものだったことが判った...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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