...両耳で聞く。(Listen with both ears.)...
...彼は両耳にイヤホンをつけて音楽を聞いていた...
...両耳が聞こえない...
...会話が聞き取れないときは、両耳に手を当ててみるとよい...
...彼女は耳鳴りを感じて、両耳を押さえていた...
...三根夫のかぶっているお面の両耳をつかむと...
海野十三 「怪星ガン」
...両耳受話器に手をかけながら...
海野十三 「太平洋魔城」
...この装置は現在生きているいかなる人間や動物の精神にも到達し得、その何れかの個体の両眼を、両耳を、私の精神に直接運び込む...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...神経質に両耳を平らにした...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...黒の中折を冠った下から黒い髪の毛が両耳の上に少しかぶさっていたように思う...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...両耳に来る波の位相の差がこの知覚に重要な因子であることをたしかめた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...「その男の両耳、イヤリングの穴があることに気が付きませんでしたか?」「ええ、ありましたとも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...殊に両耳の上のあたりはかなり長く伸びて乱れている...
中島敦 「斗南先生」
...両耳の方まで割(さ)けてくる...
夏目漱石 「二百十日」
...堪(たま)らない……」と彼は身震いして両耳を掩(おお)った...
牧野信一 「鬼涙村」
...堪らない……」と彼は身震ひして両耳を掩つた...
牧野信一 「鬼涙村」
...バンドも何もついてゐない古い学生帽を両耳をかくす位に深くかむつて(火の粉が飛ぶからである...
牧野信一 「南風譜」
...両耳を吊りあげて...
牧野信一 「沼辺より」
...薄い捲毛になって両耳を掩うている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...羅史那スルパナカの両耳を切り去る...
南方熊楠 「十二支考」
...「――あッ」玄徳は、手にしていた箸(はし)を投げ、両耳をふさいで、席へうっ伏してしまった...
吉川英治 「三国志」
...ふ」高時はその兎のような両耳をそらして...
吉川英治 「私本太平記」
...両耳の上の塹壕(ざんごう)に宣戦をいどむと私たちの国境から突然逃げ出してしまった...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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