...両耳で聞く。(Listen with both ears.)...
...彼は両耳にイヤホンをつけて音楽を聞いていた...
...両耳が聞こえない...
...会話が聞き取れないときは、両耳に手を当ててみるとよい...
...彼女は耳鳴りを感じて、両耳を押さえていた...
...俺は両耳へ手をやるが早いか...
芥川龍之介 「馬の脚」
...婦人は必ず両耳をうがちて輪環を貫くが...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...三根夫のかぶっているお面の両耳をつかむと...
海野十三 「怪星ガン」
...この装置は現在生きているいかなる人間や動物の精神にも到達し得、その何れかの個体の両眼を、両耳を、私の精神に直接運び込む...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...デミトリチは両耳(りょうみみ)がガンとして...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...禹娶二於氏女一、名曰二女嬉一、年壮未レ孳、嬉二於砥山一、得二慧苡一而呑レ之、意為二人所一レ感、因而妊孕、剖レ脅而産二高密一、家二西羌地一、曰二石紐一、父鯀妻レ修、已見二流星貫一レ昂、夢接意感、又呑二神珠慧苡一、※拆而生二禹於石一、虎鼻大口、両耳参漏、首載二鈎一、※有二玉斗一、足文履已、故名レ文命二字高密一身長九尺、長二於西羌一、古有二大禹一、女禍十九代孫、寿三百六十歳、入二九嶷山一仙飛去、後三千六百歳、堯理二天下一、洪水既甚、人民溺、大禹念レ之、仍化二生於石紐山一、泉女狄暮汲レ水、得二石子一、如レ珠、愛而呑レ之有レ娠、十四月生レ子、及レ長能知二泉源一、禹鑿二龍関之山一、亦謂二之龍門一、至二一空巌一、深数十里、幽暗不レ可二復進一、禹乃負レ火而進、有レ獣状如レ豕、銜二夜明之珠一、其光如レ燭、又有二青犬一、行吠二於前一、禹計可二十里一、迷二於昼夜一、既覚二漸明見一、向来豕犬変為二人形一、皆著二玄衣一、又見二一神一、蛇身人面、禹因与レ神語、神即示二禹八卦之図一、列二於金板之上一、又有二八神一侍レ側、禹曰、華胥生二聖人一、是汝耶、答曰、華胥是九河神女、以生レ余也、乃探二玉簡一授レ禹、長一丈二寸、以合二十二時之数一、使レ量二度天地一、禹即執二持此簡一、以平二定水土一、蛇身之神、即羲皇也、第三の伝承は、洪水説話の英雄禹を以て、古の大禹の再生なりとし、最後の伝承は、龍門山の洞中に於ける義皇と禹との会合を記す...
高木敏雄 「比較神話学」
...両耳の奥底でぱちぱち爆(は)ぜているような気がして...
太宰治 「玩具」
...その髪を両耳掻(か)き上げて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...神経質に両耳を平らにした...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...黒の中折を冠った下から黒い髪の毛が両耳の上に少しかぶさっていたように思う...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...両耳に来る波の位相の差がこの知覚に重要な因子であることをたしかめた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...何にも聞こえないように拳(こぶし)を両耳に押しあてていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...駒井が両耳に手を当てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...両耳の上にだけくっついていて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...堪らない……」と彼は身震ひして両耳を掩つた...
牧野信一 「鬼涙村」
...バンドも何もついてゐない古い学生帽を両耳をかくす位に深くかむつて(火の粉が飛ぶからである...
牧野信一 「南風譜」
...羅史那スルパナカの両耳を切り去る...
南方熊楠 「十二支考」
...匕首(あいくち)で奴の両耳を削(そ)ぎ落してくれましたよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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