...両耳で聞く。(Listen with both ears.)...
...彼は両耳にイヤホンをつけて音楽を聞いていた...
...両耳が聞こえない...
...会話が聞き取れないときは、両耳に手を当ててみるとよい...
...彼女は耳鳴りを感じて、両耳を押さえていた...
...俺は両耳へ手をやるが早いか...
芥川龍之介 「馬の脚」
...その瞬間芳一は鉄のやうな指で両耳を掴まれ...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...婦人は必ず両耳をうがちて輪環を貫くが...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...すると、お面の両耳が、ぷるぷるッと蝉(せみ)の羽根のようにふるえた...
海野十三 「怪星ガン」
...両耳受話器に手をかけながら...
海野十三 「太平洋魔城」
...デミトリチは両耳(りょうみみ)がガンとして...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...両耳(りょうみみ)は鳴(な)り...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...両耳の奥底でぱちぱち爆(は)ぜているような気がして...
太宰治 「玩具」
...その髪を両耳掻(か)き上げて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...麦藁帽子の広い縁が両耳のところでぐっと折れ曲がっているところは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それを言わないで……(両耳をふさぐ)トロフィーモフ あいつは碌(ろく)でなしです...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...両耳に来る波の位相の差がこの知覚に重要な因子であることをたしかめた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...泥(どろ)の楽人(がくじん)蛙の歌が両耳に溢(あふ)れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...駒井が両耳に手を当てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...両耳を ひっつかみます...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...羅史那スルパナカの両耳を切り去る...
南方熊楠 「十二支考」
...両耳の蔽いを取って自分の顔を...
夢野久作 「戦場」
...大衆はすぐ、実性の両耳を、鋭利な刃物で切り取って笑った...
吉川英治 「親鸞」
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