...丙午七月一日作歌...
石川啄木 「唱歌」
...丙午のごとき、人を殺すほどの迷信に対してさえ、かような優柔不断な態度を取る人々は、他のやや軽い迷信に対しては、もちろんすこぶる寛大で、人が気にするなら、せぬ方がよかろうとか、人が勧めるなら、やって見るもよかろうというて、許して置くゆえ、馬鹿げた迷信がいつまでも盛んに行なわれる...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...廿二日、丙午、御持仏堂に於て、聖徳太子の御影を供養せらる、真智房法橋隆宣導師たり、此事日来の御願と云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...七日、丙午、霽、今日御所に於て和歌御会有り、相州、修理亮、東平太重胤等其座に候する所なり...
太宰治 「右大臣実朝」
...十三日、丙午、関東の諸御領の乃貢の事、来秋より三分の二を免ぜらる可し、仮令ば毎年一所づつ、次第に巡儀たる可きの由、仰出さると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...四日、丙午、快霽、尼御台所御上洛...
太宰治 「右大臣実朝」
...実際丙午(ひのえうま)の女に関する迷信などは全くいわれのないことと思われるし...
寺田寅彦 「自由画稿」
...丙午(ひのえうま)の歳だった...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...火事よりもこの方が人を脅(おびやか)したものでございました……ところがその翌年の丙午(ひのえうま)ですな...
中里介山 「大菩薩峠」
...今年は丙午(ひのえうま)よ...
火野葦平 「花と龍」
...丙午の女ははげしすぎて...
火野葦平 「花と龍」
...丙午元旦口号...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...光嶽林明大姉、同人妻、京水母、宇野氏、天明六丙午、三十六歳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...姑(しばら)く丙午を正しいとする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「なんにしろ丙午(ひのえうま)なのだから」と...
森鴎外 「半日」
...「そして丙午(ひのえうま)の年の火事になりました」と佐八は静かに続けた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...丙午は余の膳部より「百足ちがいに鯛(たい)などは贅沢(ぜいたく)だ」と称して焼鯛を横領...
山本周五郎 「百足ちがい」
...この二人も抹殺(まっさつ)としよう」又四郎は丙午と伝内の名を手帖から消した...
山本周五郎 「百足ちがい」
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