...要するに他の点では大変有能で又お世話やきでありすぎた程の日本の官僚は...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...時とするとよけいな世話やきの者らがマリユスのことを持ち出して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」「あんまり気違ひじみた世話やきを見るとつい此方迄物好きな気持ちになるもんで...
長與善郎 「青銅の基督」
...「何しろ死んだ者の体の検査迄しないと気が済まない世話やきが居るんですからね...
長與善郎 「青銅の基督」
...おせっかいな世話やき爺(じじい)に過ぎない...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...天下の台所の世話やき...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...世話やきの子供が幾人かで...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...折から世話やきに来てゐたりし...
樋口一葉 「うつせみ」
...折から世話やきに來て居たりし...
樋口一葉 「うつせみ」
...お転婆(てんば)さんたちの世話やきと監督にやってくるのだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そこにある寺が世話やきなのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世話やきずきの小母さんの活躍舞台より以上の実感があって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お前はここの世話やき頼まれてっからな...
三好十郎 「樹氷」
...こまめな世話やきや...
山川方夫 「演技の果て」
...性来の世話やき好きでお文が采配(さいはい)を振り...
山本周五郎 「寒橋」
...飛んだお世話やきをして嬉しがってる気が知れないよ」「女の分際で余計な差し出口を叩くまい...
吉川英治 「剣難女難」
...周囲のお世話やき達の口にはなかなか乗らないのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしは釈尊のおつたえをいっているのだ」「お世話やきね」「そうそう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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