...お前の世継ぎは断(た)えてしまうぞ」遠くの方で尼の泣声がきこえた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...太閤は五十七歳の老齢に達して世継ぎの子を儲(もう)けたうれしさの餘り...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...さてそれから今の楠正儀(まさのり)が世継ぎをいたし...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...「こう云う世継ぎを儲(もう)けておられる武州殿は仕合わせだ」とか云ったりした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...よい世継ぎを得る他はない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中にも一番小さい七つになる児(こ)は天子様のお世継ぎの太子様であった...
夢野久作 「猿小僧」
...まだ世継ぎをして間のない...
山本周五郎 「雨あがる」
...お世継ぎさえ御出生になれば...
山本周五郎 「菊千代抄」
...あとに弟が生れましたら」「巻野を継ぐのではない分封するのだ」世継ぎは必ず生れる...
山本周五郎 「菊千代抄」
...幾らお世継ぎが必要だからって...
山本周五郎 「桑の木物語」
...――もうひとつはやっぱり早く世継ぎも欲しかったろうし...
山本周五郎 「桑の木物語」
...世継ぎをつくることができれば...
山本周五郎 「桑の木物語」
...世継ぎには健康な血統をのこすようにしたい...
山本周五郎 「桑の木物語」
...東市正どのを世継ぎに直すことができると思いますか」新左衛門は口をつぐんだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...将軍の世継ぎを排そうという相談らしい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...お世継ぎは御養子で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...弟のを世継ぎに立てたいため...
吉川英治 「三国志」
...それでこそ本位田家の世継ぎ息子...
吉川英治 「宮本武蔵」
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