...戒壇は日本が世界的な地位を占めるときになって初めて必要な問題でありまして...
石原莞爾 「最終戦争論」
...向う七ヵ年間に諸君の東京を世界的な文化都市にして見せると豪語して...
犬田卯 「荒蕪地」
...あの観光団の中には世界的なスリの名人がいるんだそうですよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...精霊信仰はその性質に於て、世界的なり、人類的なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...ボカス・デルトーロの辺陬(へんすう)から世界的な重大発表をするらしいという噂が...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...将来日本でほんとうに世界的な映画の作られる見込みもまたはなはだ希薄であろうと思われるのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...真に古典的なものは実は世界的なものなので...
戸坂潤 「読書法」
...今後の日本の文化を世界的なものではなくて国民的...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...金儲(かねもう)けの規模の世界的なることに於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...きまって世界的な科学というような言葉を口にしている...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...……世界的なビッグ・ニュースである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...却って他人のところでこそ所謂世界的な名品を見たがった...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...ノーベル賞の外に六つの世界的な賞を持ち...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...いいえ私は必らずしも自分がマルクス・レーニン主義の世界的な到達点に立ち得ているとは...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...世界的な権威である...
山川方夫 「博士の目」
...寫樂の顏世界的な松方コレクシヨンの浮世繪版畫は...
吉川英治 「折々の記」
...鎖国が問題になるのは世界的な交通が始まったからであって...
和辻哲郎 「鎖国」
...日本の文芸の作品は世界的な広い視野のなかでもっと厳重に淘汰(とうた)されてよいのである...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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