...公園中での魔所といってもよかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...その洞穴は昔からの魔所で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...往生するという魔所だ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...此処は恐ろしい魔所でござるぞ」怪量はおちつきすましていた...
田中貢太郎 「轆轤首」
...海洋の魔所……大鳴門の所在を探し廻ったが...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...太山寺(たいさんじ)という山には経の森という魔所があって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一種の魔所に考えられていたようであった...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...誰も知らぬ者の無い魔所であつて...
三島霜川 「水郷」
...素人(しろうと)は魔所などといえば...
柳田国男 「山の人生」
...深山の中でも特に不思議の多い部分を我々は魔所または霊地と名づけてあえて侵さなかった...
柳田国男 「山の人生」
...魔所と言ひ伝へて怪異甚だ多し...
柳田国男 「山の人生」
...山中には往々魔所と名づくる場処があります...
柳田国男 「山の人生」
...しかも必ずしも魔所といわず...
柳田国男 「山の人生」
...悪党ばらの巣に恰好(かっこう)な魔所となっているからこんなことにもなる...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索