...世故を知った人だけが成功する...
...彼女はまだ若くて、世故に疎い...
...世故からか、彼女はその取引を阻止した...
...彼は世故に疎いので、その要求に応じるつもりだった...
...彼は彼の大きな人気の秘密は、常に世故を心得ていることだと述べている...
...世故(せこ)の転変も...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...世故(せこ)には西川よりも通ぜるかも知れず...
芥川龍之介 「学校友だち」
...世故(せこ)のつらさに馴れている李小二でも...
芥川龍之介 「仙人」
...世故(せこ)がこう云う場合に...
芥川龍之介 「仙人」
...芭蕉の世故人情に通じてゐたことは彼の談林時代の俳諧を一瞥すれば善い...
芥川龍之介 「続芭蕉雑記」
...世故(せこ)に長けた先生はそれにはわざと答えずに...
芥川龍之介 「毛利先生」
...然かも父祖の遺業に安居して天産に衣食せる人民は悠々として世故に迂なるを以て四年の水害に苦しみ四年の凶斂に悩み...
田中正造 「非常歎願書」
...人情世故(せこ)におけるはかえって難(かた)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...むしろわれ――千々岩の年よりも世故に長(た)けたる頭(こうべ)に依頼するの多きも...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...世故(せこ)に通じた田口によって...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...定めて世故(せこ)に長(た)けた相手から笑われるか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...世故(せこ)に長(た)けた柴田文内(しばたぶんない)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...Kは人を見る眼や世故に長(た)けてはいたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ドイツでも昔から教授先生というものは世故にうといぼけ者と相場をきめ...
森於菟 「放心教授」
...若し彼をして真に人情世故に通ぜしめば豈に是のみにして止まらんや...
山路愛山 「詩人論」
...びっくりするほど世故に長(た)けた性質で...
山本周五郎 「竹柏記」
...世辞(せじ)やら世故(せこ)やら...
吉川英治 「大岡越前」
...彼は世故(せこ)に馴れた落着をもって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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