...世にも恐ろしい勢で地軸と共に落込んでゆく暗転の前の畏怖(おそれ)をもつて偉大なる殿堂は傾いてゆく...
上里春生 「傾ける殿堂」
...世にも恐ろしい殺人鬼です...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...世にも恐ろしい目にあうための地獄行の運命船にのりこんでいたのだとは...
海野十三 「地球を狙う者」
...世にも恐ろしい黄金仮面の噂を知っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...世にも恐ろしい出来事に導いた運命について云うのである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...世にも恐ろしい者は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...世にも恐ろしい力である...
中原中也 「よもやまの話」
...世にも恐ろしい殺人鬼の仮面に過ぎなかったのです...
野村胡堂 「死の予告」
...世にも恐ろしい方法で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――私は世にも恐ろしい者につけ廻されて居ります」「――と仰しやると?」「あの姿のない大泥棒...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世にも恐ろしいシーンだったのです...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...そんなことが世にも恐ろしい吼(ほ)え聲と痙攣的(けいれんてき)な突進との眞只中に行はれたのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その正体こそ世にも恐ろしい物であつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...それは私以外の人達が一人も気付いてお出でにならない……そうして同時にタッタ一人私だけを苛責(いじ)め、威かすために執行(とりおこな)われた、世にも恐ろしい、長たらしい拷問(ごうもん)だったのですから……...
夢野久作 「少女地獄」
...妾は世にも恐ろしい災が...
夢野久作 「白髪小僧」
...世にも恐ろしい女の心と入れかわっておりました...
夢野久作 「白髪小僧」
...世にも恐ろしいものに会った...
吉川英治 「私本太平記」
...それは世にも恐ろしい鴆毒(ちんどく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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