...少しばかり愉快でないこともなかったね」世にも不思議な会話が...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...世にも不思議な光景を...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...世にも不思議な殺人事件を...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...世にも不思議な霊草ぢやといつておかう...
薄田泣菫 「茶話」
...世にも不思議な海洋中の大渦巻に見惚(みと)れている...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...批評家といったような世にも不思議な職業が成り立つわけであろう...
寺田寅彦 「観点と距離」
...そうしてまた一方では観測仕事の助手としても役に立つという世にも不思議な職業である...
寺田寅彦 「小浅間」
...世にも不思議な術を見せてあげまするぞ...
豊島与志雄 「手品師」
...世にも不思議な公園があつて...
中原中也 「在りし日の歌」
...世にも不思議な滋味と渋さとを持ったものである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...世にも不思議な魅力であったと言った方が適切だったでしょう」咳(がい)一咳――という古い形容詞が...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...世にも不思議なものでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人丹右衞門が世にも不思議な手段で慘殺されるといふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尨大な研究録を此処に批瀝するわけには行かないが(未だ私は、一年あまりを費したが彼の青年時代の行状に就いて少しばかりの参考を得たに過ぎないが――)、彼は天狗の羽ばたきを耳にするために凡ゆる生活を犠牲にして、世にも不思議な、いとも勇敢な生活を送つてゐる...
牧野信一 「熱い風」
...世にも不思議な巨大なランプの月の傘の如く八方に放った光芒(こうぼう)が澄明な黄金の輪を現出して...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...世にも不思議な間断なき騒ぎを含んだ街角の一軒の酒場である...
牧野信一 「山彦の街」
...世にも不思議な赤い光りに対する緊張が...
夢野久作 「白菊」
...世にも不思議な木魚の話じゃ……スカラカ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??