...生々世々(しやうじやうせぜ)御恩(ごおん)』と...
芥川龍之介 「案頭の書」
...世々の精神に我を移し置きて...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...願くは世々栄(ほまれ)神にあれ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...世々清水越(こえ)の関守(せきもり)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世々の人のながめし月はまことの形見ぞとおもへば/\涙玉をつらぬく...
竹久夢二 「砂がき」
...天の莊嚴地の美麗花かんばしく星てりて「自然」のたくみ替らねどわづらひ世々に絶えずして理想の夢の消ゆるまはたえずも響けとこしへに地籟天籟身に兼ぬるゆふ入相の鐘の聲...
土井晩翠 「天地有情」
...世々(せぜ)の兄弟(はらから)のことごとく成仏して而(しか)して後に我れ成仏せん...
中里介山 「大菩薩峠」
...つづいて、「克(よ)く忠に克く孝に、億兆心を一にして、世々、厥(そ)の美を済(な)せるは」と書いてある...
蜷川新 「天皇」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...ところを尊が救うて妻とした「その跡で稲田大蛇(おろち)を丸で呑み」さて産み出した子孫だから世々蛇を族霊としたはずである...
南方熊楠 「十二支考」
...絶えぬべき御法(みのり)ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りをと書いて紫の女王は送った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世々の道に反(そむ)かずということは...
吉川英治 「三国志」
...漢の高祖から二十四代にわたる世々の皇帝の肖像が画かれてあった...
吉川英治 「三国志」
...世々の人を愉しませるにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...北条と長い世々を経てここまで来たこの国の政治...
吉川英治 「私本太平記」
...さらばとて、都にはなお容(い)れられぬ身、そうだ、断崖から谷へ身を投げ、黄泥岡(こうでいこう)の鬼となって、世々の旅人に、こんな馬鹿者があったと、語り草になるのが、せめてもの身の始末...
吉川英治 「新・水滸伝」
...世々(よよ)累代(るいだい)にわたっても)卜幽(ぼくゆう)も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――世々の道に反(そむ)かざる事...
吉川英治 「宮本武蔵」
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