...世々尾紀水三家(びきすいさんけ)の次を占めている...
芥川龍之介 「煙管」
...我等が世々のスチピオを怨む媒(なかだち)をなしたりけん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...世々上に立った人々の罪...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...世々盛に行はれたる佛教...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...弱きをにへとしていけるをきほふ世々の聲うちに恨の叫ありうちに憂の涙あり...
土井晩翠 「天地有情」
...しかし私は來世々々と絶對に申すわけではございません...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...国家に仕えてその禄俸を世々にす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...世々五十俵の祿(ろく)を食(は)んで立派な士分として遇せられました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...西土の書にも世々いう事と見ゆと載す...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子(いぬ)は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり...
南方熊楠 「十二支考」
...世々字を以て名乗(なのり)としてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その独行道の第一に――我レ世々ノ道ニ違(タガ)フナシ――とか申しておる...
吉川英治 「大岡越前」
...漢の高祖から二十四代にわたる世々の皇帝の肖像が画かれてあった...
吉川英治 「三国志」
...世々ノ大道ヲ明ラカニセンノミ...
吉川英治 「三国志」
...かぎりない衆民を擁してゆく世々の末までを思えば...
吉川英治 「新書太閤記」
...世々(よよ)累代(るいだい)にわたっても)卜幽(ぼくゆう)も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...村の者心得べき事鍬も剣なり剣も鍬なり土にいて乱をわすれず乱にいて土をわすれず分(ぶん)に依って一に帰る又常に世々の道にたがわざる事「ウウム……誰が書いたか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...世々住持しきたる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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