...生々世々(しやうじやうよよ)忘却つかまつるまじい...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...世々相伝の追憶を伴ない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...世々清水越(こえ)の関守(せきもり)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これを見る世々のイギリス人に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「世々の物知り人...
太宰治 「もの思う葦」
...剰(あまつさ)へ御自ら御手を下し給ひしは生々(しやう/\)世々の面目とこそ存候へとて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...天の莊嚴地の美麗花かんばしく星てりて「自然」のたくみ替らねどわづらひ世々に絶えずして理想の夢の消ゆるまはたえずも響けとこしへに地籟天籟身に兼ぬるゆふ入相の鐘の聲...
土井晩翠 「天地有情」
...世々の兄弟のうち...
中里介山 「大菩薩峠」
...世々五十俵の祿(ろく)を食(は)んで立派な士分として遇せられました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東本願寺教如上人は、徳川家康の寄進で、慶長七年に六町四方の寺地を七条に得、堂宇も起してもらったが、長子であって本山を追われたという苦い経験が、世々代々、長子伝燈の法則が厳しい...
長谷川時雨 「九条武子」
...「わが家は、世々、公侯の家柄だ...
吉川英治 「三国志」
...……ただ生々世々(しょうじょうよよ)...
吉川英治 「私本太平記」
...世々恩顧(おんこ)のさむらいを養うことも何十万...
吉川英治 「新書太閤記」
...名器名宝のいのちは世々かけて長くあれかしと祈るのでござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...世々の群禅の末孫たちのうちには...
吉川英治 「新書太閤記」
...世々の道ならぬ道と知っても...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...生々世々、忘れはしません...
吉川英治 「源頼朝」
...一切の有情(うじょう)はすべて皆世々生々の父母兄弟である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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