...生々世々(しやうじやうせぜ)御恩(ごおん)』と...
芥川龍之介 「案頭の書」
...世々尾紀水三家(びきすいさんけ)の次を占めている...
芥川龍之介 「煙管」
...我が一家亦世々其恵を受け...
関寛 「関牧塲創業記事」
...世々の人のながめし月はまことの形見ぞとおもへば/\涙玉をつらぬく...
竹久夢二 「砂がき」
...世々の道に背(そむ)くことなし...
太宰治 「花吹雪」
...剰(あまつさ)へ御自ら御手を下し給ひしは生々(しやう/\)世々の面目とこそ存候へとて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...しょう/″\世々わすれがたくは存じますが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...蘭は碎けぬ露のもと桂は折れぬ霜の前霞に包む花の色蜂蝶睡る草の蔭色もにほひも消去りて有情(うじやう)も同じ世々の秋...
土井晩翠 「天地有情」
...もとは譲り渡しと書かれたのを取り返して進上と書き直して法然に贈って生々世々(しょうしょうせせ)互に師弟となる印であると申された...
中里介山 「法然行伝」
...東本願寺教如上人は、徳川家康の寄進で、慶長七年に六町四方の寺地を七条に得、堂宇も起してもらったが、長子であって本山を追われたという苦い経験が、世々代々、長子伝燈の法則が厳しい...
長谷川時雨 「九条武子」
...その根部を切り尽さしめ後帝世々その制を沿襲した...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子(いぬ)は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり...
南方熊楠 「十二支考」
...此厄は世々の貴人大官碩學(せきがく)鴻儒(こうじゆ)及至諸藝術の聞人と雖(いへども)免れぬのである...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...漢の高祖から二十四代にわたる世々の皇帝の肖像が画かれてあった...
吉川英治 「三国志」
...家門は世々衰微をたどるのみか...
吉川英治 「私本太平記」
...北条と長い世々を経てここまで来たこの国の政治...
吉川英治 「私本太平記」
...世々(よよ)の文化の推移にも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...魯では世々孔子の冢を祠(まつ)った...
和辻哲郎 「孔子」
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