...土用の丑の日にへちま加持といふのをする古い真言寺(でら)があったり...
岩本素白 「寺町」
...(戊子の年三月十五日癸丑の日崩りたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...・朝から暑い野の花をさがしあるく・すゝき活けて誰かを待つてゐる・蟻や蝉やいちにち孫を遊ばせる□・水底の雲から釣りあげた・赤い夕日に釣つてやめようともしない七月廿七日今日は土曜(マヽ)の丑の日...
種田山頭火 「行乞記」
...まことに鰻ひときれの丑の日だつた!・暑さ...
種田山頭火 「行乞記」
...今日は土用丑の日...
種田山頭火 「其中日記」
...信心を試験することがかなり厳しいと聞いていたのに――丑の日の深更を選んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...丑の日という日の夕方...
中里介山 「大菩薩峠」
...◇四万の田村の番頭さん達はヨイヨイヨイサ鬨の声あげて丑の刻知らすヨイヨイヨイサ夜の夜中だ番頭さんも眠いヨイヨイヨイサ眠い顔して鬨の声あげたヨイヨイヨイサ丁度この日は土用の丑の日である...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...丑の日の丑の刻に温泉に浸ると万病に特効があるといふしきたりから浴客に時刻を知らせたのである...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
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正岡容 「大正東京錦絵」
...そこで天然の民間療法として土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べるということがあります...
村井弦斎 「食道楽」
...あれは丑の日に限った訳ではない...
村井弦斎 「食道楽」
...九州北部一帯に丑(うし)の日様またはオウシ様といって初の丑の日...
柳田国男 「年中行事覚書」
...丑の日様と称してこれを田から迎えて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...八五丑(うし)の日祭旧十一月の初の丑の日を...
柳田国男 「年中行事覚書」
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