...翌年が慶応元年の丑(うし)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...」六丑年(うしどし)の母親は...
徳田秋声 「足迹」
...◇四万の田村の番頭さん達はヨイヨイヨイサ鬨の声あげて丑の刻知らすヨイヨイヨイサ夜の夜中だ番頭さんも眠いヨイヨイヨイサ眠い顔して鬨の声あげたヨイヨイヨイサ丁度この日は土用の丑の日である...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...三助の丑松は一度番所に引かれましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時刻は丑刻(うしのこく)(午前二時)前後...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それによれば、千兩箱一つと、奉納の品々はそれ/″\三方に載せて吊臺(つりだい)に納め、島五六郎自身前驅を承はり、千本金之丞は後衞として、半藏門を立ち出で、足輕十騎を從へて、富坂町の此處へ落着いたのは三日前の夕刻、警護を緩(ゆる)めたわけではないが、足輕はそれ/″\引取らせて、島、千本兩士の外に、用人川前市助、若黨丑松、それに町役人の誰れ彼れも協力して、おさ/\守備に怠りはなかつたと言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三十二三の威勢の良い若黨丑松は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こいつはしやべつても毆られつこはねえや」丑松は物欲しさうに手を出すのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...北方諸国には以前子丑寅卯の十二支なく専ら鼠牛虎兎の十二禽で年を紀した...
南方熊楠 「十二支考」
...前年己丑に帰(とつ)いで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丑之助で終つてしまつたやうなものだ...
吉川英治 「折々の記」
...やがて大寂(だいじゃく)の丑満(うしみつ)すぎ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「うぬ」「餓鬼っ」二人の牢人は丑之助を追うのに急だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ゆうべ荒木村へ帰ったという丑之助が立っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――丑之助は自己の迅業(はやわざ)と自己の力で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...連れの大人たちが皆、野試合に気をとられている隙に、丑之助から、(来い!)と、眼合図をすると、一方の伊織は、連れの権之助にも黙って、人ごみから抜け出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...助九郎は丑之助を伴い...
吉川英治 「宮本武蔵」
...夜靄(よもや)の丑満(うしみつ)...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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