...ぽっと鬘(かつら)をかぶった故人菊五郎の与次郎が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これから与次郎は子猿を家に連れて帰り...
中里介山 「大菩薩峠」
...与次郎の帰ったのはかれこれ十時近くである...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎は美禰子を西洋間の戸口の所へ連れて来た...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ与次郎の文章が一句だけはっきり頭にはいった...
夏目漱石 「三四郎」
...そばに与次郎がかしこまってお給仕をしている...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎も空を見ながら...
夏目漱石 「三四郎」
...広田先生の評によると与次郎の頭は浅瀬の水のようにしじゅう移っているのだそうだが...
夏目漱石 「三四郎」
...すると与次郎が美禰子をイブセン流と評したのもなるほどと思い当る...
夏目漱石 「三四郎」
...九与次郎が勧めるので...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎の説によると...
夏目漱石 「三四郎」
...あの女を愛しているんだろう」与次郎はよく知っている...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎は愛すべき悪戯者(いたずらもの)である...
夏目漱石 「三四郎」
...「広田先生じゃなかったんだな」と三四郎が与次郎を顧みた...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎のような中心人物は四半刻と人に気が付かずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「与次郎は何をしていたろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八上根岸の喜六の葬式へ行っていた古道具屋の与次郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかしその隠れたる勲功者のために、はやくも本能寺の墻壁(しょうへき)の上には、明智の三羽鴉(さんばがらす)と呼ばるる古川九兵衛、箕浦大内蔵(みのうらおおくら)、安田作兵衛の輩(ともがら)が、「一番っ」と、誇って呼ばわる声がとどろき、またそれらの者といずれが先か後かも疑わるる程、むらがり攀(よ)じた武者たちのうちには四方田又兵衛、堀与次郎、川上久左衛門、比田帯刀(ひだたてわき)などの勇姿も見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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