...与次郎の褌(ふんどし)を咬(くわ)えてぐいぐい引っ張って行くのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ぽっと鬘(かつら)をかぶった故人菊五郎の与次郎が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...相吾(さまご)の与次郎という法外鉄砲をブツことの上手なかりうどがあった...
中里介山 「大菩薩峠」
...与次郎の前へ坐って一礼した...
中里介山 「大菩薩峠」
...表へ出た与次郎は赤い顔をして...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎は妙な顔をしている...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎と美禰子の問答が始まった...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎はやがて、袴をはいて、改まって出て来て、「ちょっと行ってまいります」と言う...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎はこの方法で運動の歩を進めているのだそうだ...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎の話によると...
夏目漱石 「三四郎」
...もう与次郎の責任を忘れてしまった...
夏目漱石 「三四郎」
...二、三行書きだすと、与次郎がまた、耳のそばへ口を持ってきた...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎の返事はおもしろかった...
夏目漱石 「三四郎」
...じっさいあの論文は佐々木与次郎以外に書ける者は一人もないんだからなあ」与次郎はまじめである...
夏目漱石 「三四郎」
...あやまってくる」「君はあやまる必要はない」「じゃ弁解してくる」与次郎はそれで帰った...
夏目漱石 「三四郎」
...――舞台の端に立った与次郎から一直線に...
夏目漱石 「三四郎」
...与次郎だけに敏捷(びんしょう)な働きをした...
夏目漱石 「三四郎」
...……与次郎か...
吉川英治 「新書太閤記」
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