...このプロジェクトでは、計画通り進まず不首尾に終わってしまった...
...昨日の試合は、攻撃も守備も不首尾だった...
...毎朝の運動不首尾で、続けられない...
...彼女との交際が不首尾に終わってしまった...
...初めての料理は、何度も失敗して不首尾だった...
...……不首尾重って途絶えているけれど...
泉鏡花 「薄紅梅」
...この一と夏の海水浴の不首尾は実に人生そのものの不首尾不如意の縮図のごときものであった...
寺田寅彦 「海水浴」
...いつも不首尾に終わった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...自分で今度は出来たと思つた句が不首尾で...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...可哀想にも不首尾に終って了(しま)った...
「私の経過した学生時代」
...不首尾になったものはないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不首尾きわまる遠征によって彼が贏ち得たところの総てであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...不首尾な戻り様したのやから...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...女のところでの不首尾を取り返そうと思いそれと言うのも持って行った金がすくなかったためだと考えてあの時の二倍の金を持って女の所へ行ったいよいよ今夜だ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...大不首尾よ」「邪魔者というと?」「知れてるじゃねえか...
吉川英治 「江戸三国志」
...当日の不首尾から閉門を申しつけられ...
吉川英治 「剣難女難」
...それがこの不首尾(ふしゅび)となっては...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それが不首尾(ふしゅび)で...
吉川英治 「神州天馬侠」
...家康(いえやす)の不首尾(ふしゅび)な顔が思いやられる……「どうするんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「使いを立てた出先の用事が、首尾よいか、不首尾か、待つ身は案じておるものじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ありのままを、秀吉へ語るにも、秀吉の辛労(しんろう)にたいして、気のどくな気がしたが、つつみも出来ぬことなので、平井山の陣所へ着くとすぐ、「意外にも、こうおざった」と、安土の不首尾を、つぶさに伝えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...実は不首尾な御返事を持って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...やがて、そっと、瞼(まぶた)をふいて、「――もう、何年前になるか、あの六条様のお館へ、間者(かんじゃ)に入って、捕まった年からのことです」「うむ……」「主人の成田兵衛から、不首尾のかどで、暇(いとま)を出されたので、家にある老母や妻子にはすぐ飢えが見舞います...
吉川英治 「親鸞」
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