...彼女は前に告白した相手に再度アプローチするのは不面目だと思っている...
...彼は不面目な言動を繰り返すため、周りから嫌われている...
...会社のパーティーで大酔いしてしまい、不面目な姿を見せてしまった...
...不面目なエピソードを聞かされても、彼女はふざけた態度で受け流してしまう...
...彼は失敗を指摘された時は不面目な態度を取るが、反省はしているようだ...
...間接には馬鈴薯に目鼻よろしくといふマダム田島の御機嫌をとつた事になる不面目を施し...
石川啄木 「雲は天才である」
...どうしても義雄の怒りと不面目な氣とが直らなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その不面目と不平とが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こんな不面目なことをしたから...
梅崎春生 「狂い凧」
...妙子のような不品行な妹を持ったのは全くわれわれの不面目であって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...斯くの如きは實に不面目の甚だしきものたるに拘らず閣下の内閣が淡然として毫も之れを恥とせざりしは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...まったく不面目なものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...はなはだ不面目と思わざるを得ない生意気さ加減を今更のように恐れた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...男子の不面目(ふめんぼく)だと思います...
夏目漱石 「模倣と独立」
...辭退(じたい)をして其(その)席(せき)へ顏(かほ)を出(だ)す不面目丈(ふめんもくだけ)は漸(やつ)と免(まぬ)かれた樣(やう)なものゝ...
夏目漱石 「門」
...後の不面目を救ふ由もないことを知つて居るのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不面目だが、この辺で一応捜査を打切るほかはなかろうといっているとき、七月の三十日に、捜査局にヴェルサイユ郵便局の消印のある妙な手紙が舞いこんだ...
久生十蘭 「悪の花束」
...中年の所為としては不面目極まるが...
久生十蘭 「湖畔」
...不面目にも歴史のクラスから追ひ出されて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不面目を恥じております...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...不面目な心配に強(し)いられて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...確かに恥ずかしさ不面目によってこれを罰するのが最も普通な方法である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心安い台所女中の口からなりと引き出して署長の機嫌を取直したい……当座の不面目を取繕(とりつくろ)いたいと...
夢野久作 「老巡査」
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