...彼女は前に告白した相手に再度アプローチするのは不面目だと思っている...
...彼は不面目な言動を繰り返すため、周りから嫌われている...
...会社のパーティーで大酔いしてしまい、不面目な姿を見せてしまった...
...不面目なエピソードを聞かされても、彼女はふざけた態度で受け流してしまう...
...彼は失敗を指摘された時は不面目な態度を取るが、反省はしているようだ...
...そして不面目な埋葬(a sudden and inglotious entombment)の危険を冒して行くのである...
石川欣一 「可愛い山」
...たちまち破綻(はたん)を生ずるごとき不面目は無い...
泉鏡花 「婦系図」
...その不面目と不平とが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不面目の生活をしてまいりましたが...
太宰治 「男女同権」
...自分にとっても恥かしくラエーフスキイにも不面目なこの生活を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...あの戀情についての追憶の一切は彼にとって不面目としか思えぬようになってしまい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...未来を有(も)つ青年として大いなる不面目だと感じた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...男子の不面目(ふめんぼく)だと思います...
夏目漱石 「模倣と独立」
...辭退(じたい)をして其(その)席(せき)へ顏(かほ)を出(だ)す不面目丈(ふめんもくだけ)は漸(やつ)と免(まぬ)かれた樣(やう)なものゝ...
夏目漱石 「門」
...何處まででも――」八五郎は自分の不面目さも忘れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不面目と心のいたみに落涙をかくし得ず...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...不面目だが、この辺で一応捜査を打切るほかはなかろうといっているとき、七月の三十日に、捜査局にヴェルサイユ郵便局の消印のある妙な手紙が舞いこんだ...
久生十蘭 「悪の花束」
...男子にとっては甚だ不面目な呼称である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...主人にも不面目だろうし...
吉川英治 「上杉謙信」
...やや不面目(ふめんぼく)な様子をして...
吉川英治 「江戸三国志」
...紀霊は、自己の不面目を、ふかく恥じていたが、「いけません...
吉川英治 「三国志」
...……吾々も不面目極まる使だが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その為の不面目を父へ詫びての事であったか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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