...彼女は前に告白した相手に再度アプローチするのは不面目だと思っている...
...彼は不面目な言動を繰り返すため、周りから嫌われている...
...会社のパーティーで大酔いしてしまい、不面目な姿を見せてしまった...
...不面目なエピソードを聞かされても、彼女はふざけた態度で受け流してしまう...
...彼は失敗を指摘された時は不面目な態度を取るが、反省はしているようだ...
...どうしても義雄の怒りと不面目な氣とが直らなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なんとなく不面目な気がして...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...「お前の親達の不面目も考へてみろよ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...不面目の色沙汰(いろざた)ばかりは致しませぬ...
太宰治 「新ハムレット」
...ブラームスの賛辞ほど彼女にとって不面目なことを決して言いはしないと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...逃げられたのは不面目である...
中里介山 「大菩薩峠」
...人に馬鹿にされるのを死に優(まさ)る不面目と思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...自分の不面目が救われるような気になっているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この不面目な有様にお気づきなのですか?」だが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...それこそ一代の不面目(ふめんもく)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...またそれらが哲学自身の今日の不面目をもたらしたと思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この不面目な場面を細君に見られたら大変だという警戒の念が先に起った...
平林初之輔 「犠牲者」
...不面目にも歴史のクラスから追ひ出されて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...不面目ながらまあやめた方がよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肩の間へ深くその不面目な顔をさしうつ向けている...
吉川英治 「江戸三国志」
...遂に不面目ながら差出すことがならず...
吉川英治 「江戸三国志」
...――行こう外記、参ろう」「何処へです、何処へです」「役所へは、無論、不面目...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...そのまま不面目な帰洛を余儀なくされていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
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