...尚お日曜日が不適当な事につきては...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...とにかく物理学的方法を応用する場合の独立変数としては不適当なるものなりしなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...こう考えてみると「透明人間」という訳語が不適当なことだけは明白なようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...工合(ぐあい)の悪いのが自分の体のせいでなくて地面の不適当なせいだと思うらしい...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...それはたとえば両国語の適当な語彙から比較に不適当な分子...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...甚だ不適当なものであることは...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...局外文芸批評家として適当な人間もいれば不適当な人間もいるからだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...”不適当な行為は法律に従って罰せられる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...殖産に不適当なる人物なれば...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...「週刊朝日」の赤井より「喧嘩之研究」は不適当なりとして返却して来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...投げるには不適当な丸味のある小石を思はず拾つて...
牧野信一 「晩春の健康」
...是等は一は其性質により(性質とは遺伝を重とし教育にもよるべし)二は其習慣により(習慣とは不適当なる文字なれども幼児より外部即ち四囲の境遇又は自然の薫陶などにて習慣となりたるなり)三は其境遇による(此境遇とは其慾を充たすべき方法の備はり居ると然らざるなり...
正岡子規 「読書弁」
...まことに不適当な土地に...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...汝は不適当な物を画いた...
南方熊楠 「十二支考」
...子供の運動には余り不適当なので...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...おさわがてきぱきしていないから君のような活動家に不適当なところのあるのは僕もわかるが――」片手で例の唇の両端をさわりながら...
「海流」
...家風のきびしい家には不適当な人であった...
柳田国男 「故郷七十年」
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