...今度は北条屋(ほうじょうや)の不運に...
芥川龍之介 「報恩記」
...かかる災難にあった人々が彼等の不運に直面して示す静かな態度は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...たといわれわれがイクラやりそこなってもイクラ不運にあっても...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...不運にも御姙娠なすって...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...『あはれ汝をいかなれば不運に生みて育てけむ!汝の命(めい)は短くて遂に長きを得べからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかし彼は不運にもまたやってみようと考えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――私は生涯を不運に送つたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしていかなる不運にも同情しないでもよいという権利を彼女に残してくれた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...このような不運についてフランスではまだ特に範例としてすら挙げられていないとすれば...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あはれ罪なき身ひとつを枝葉ちりちりの不運に...
樋口一葉 「琴の音」
...私は今までのところ不運にも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...不運に見舞われた次官は夕食後...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...「身どもら、不運にして、先祖の地を衛(まも)るあたわず、すなわち、棄てて蝦夷地にはしる、されば、生命ある限り二度と再び立ち戻るを得ず、つつしんで永劫(えいごう)の袂別(けつべつ)をもうす」かしわ手の音がつめたく背すじを走った...
本庄陸男 「石狩川」
...この不運についての笑いが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...女として全く偶然の不運によって磨かれつつあるのを見ている峯子は...
「今朝の雪」
...人は不運にのぞまなければ善人にならない」といっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不運に死にはしても...
山本周五郎 「日本婦道記」
...という先天的な不運に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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