...彼等は不知不識(しらずしらず)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...此処に来ると三世因縁と言つたやうな不知不識界に対する戦慄を示してゐる...
田山録弥 「西鶴小論」
...不知不識其の豐富なる語類成句に習熟することを怠るべからず...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...不知不識(しらずしらず)其方へと路次を這入(はい)ると道はいよいよ狭くなって井戸が道をさえぎっている...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...不識(しらず)に温和に愛し合ふもう長年の習慣だ...
中原中也 「在りし日の歌」
...不知(しらず)不識(しらず)自分も矯激な言動をするやうになつた...
平出修 「計畫」
...Ignorantia juris non excusat.法の不識は免(ゆる)さず...
穂積陳重 「法窓夜話」
...不知不識に本性をあらはしたともいふ可きものに思はれる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...わしは不識(ふしき)を観じやう...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...自称邑中文不識...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...売卜(ばいぼく)者の尾崎不識斎なる者の宅に集合した...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...それじゃ」不識斎先生が...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...――して彼の眼は不知不識そこへ据ゑられた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「剣秘不識篇(けんぴふしきへん)」としてある...
吉川英治 「剣難女難」
...懐(ふところ)から前の「剣秘不識篇」の古書と矢立をとり出し...
吉川英治 「剣難女難」
...「剣秘不識篇」の一冊...
吉川英治 「剣難女難」
...不識庵様日用修身巻(ふしきあんさまにちようしゅうしんかん)という題簽(だいせん)がついていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...不識庵とは、いうまでもなく、上杉謙信のことである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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