...自分の察しが至らぬ爲に不知不識其神經を無視することはあらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...從來の樣々な疑惑と混亂とに拘らず不知不識の中に私の人格に凝成した些細な或者を感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...他方面に對する感受性が不知不識萎縮してしまつてゐるやうなことも亦ないとは限るまい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そのために不知不識自分自身を過信(オーヴアーエスチメート)するやうな事は或はないとも云へないだらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...明(みん)の万暦(ばんれき)の初(はじめ)中(みんちゆう)連江といふ所の人蛤を剖(わり)て玉を得(え)たれども不識(みしらず)これを烹(に)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...不知不識ここに至ったものであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...子供が不知不識(しらずしらず)卑屈になるなどのこともあるであろうし...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...景淨不識梵文...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...不知(しらず)不識(しらず)自分も矯激な言動をするやうになつた...
平出修 「計畫」
...ややもすれば不知不識(しらずしらず)の際にその習俗を成しやすく...
福沢諭吉 「日本男子論」
...そしてその詩は「何年植向仙壇上、早晩移植到梵家、雖在人間人不識、与君名作紫陽花」(何ンノ年カ植エテ向フ仙壇ノ上(ホト)リ、早晩移シ植エテ梵家ニ到ル、人間ニ在リト雖ドモ人識ラズ、君ガ与(タ)メニ名ヅケテ紫陽花ト作(ナ)ス)である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...不知不識に本性をあらはしたともいふ可きものに思はれる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...梁の武帝達磨に問ふ 磨の曰く無功徳 帝の曰く朕に対する者は誰ぞ 磨の曰く無功徳 いかん朕に対する者は誰ぞ 磨の曰く不識! あゝ乱れた洞源和尚に辞(ことば)もない...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...自称邑中文不識...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...渉筆に、「遠恥東帰、開業授徒、享和癸亥七月、病麻疹而没、年纔二十五、府下識与不識、莫不悼惜者、親友輯其遺稿若干篇上木、予亦跋其後、小蓮残香集是也」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「剣秘不識篇(けんぴふしきへん)」としてある...
吉川英治 「剣難女難」
...読みかけの「剣術不識篇」を懐(ふところ)に納めて...
吉川英治 「剣難女難」
...懐(ふところ)から前の「剣秘不識篇」の古書と矢立をとり出し...
吉川英治 「剣難女難」
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