...然(しか)らずんば不謹慎な冷笑であつた...
石川啄木 「弓町より」
...また二三の不謹慎な業者は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...これほど不謹慎な放言はないと思ふ...
田山録弥 「解脱非解脱」
...例の不謹慎な空想をたくましくして...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...不謹慎なことを云い始める...
戸坂潤 「社会時評」
...其の言動の不謹慎なるを叱責せられたることありしを聞けり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...不謹慎なことでさえあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おのれの心をたえずしゃべらしておく不謹慎な病癖をもってる人々や民衆にとっては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「不謹慎な!……この恥知らずの新聞めは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の不謹慎な話は変更されて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あらゆる事柄に不謹慎な内密話を交えるので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その熱心はなおさら不謹慎なものとなるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こういう日にとっては少し不謹慎な訪れ方だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そんなに不謹慎なところまでは行きませんでしたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...九十六「いったいどうしたらいいんでしょう」お秀の言葉は不謹慎な兄を困らせる意味にも取れるし...
夏目漱石 「明暗」
...彼女は不謹慎な行為をした自分を責めるとともに...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...主君の寝室の中へはいるというまったくそんな不謹慎な行動をしたことがない滝口は座敷の上段になった所へもよう来ない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...平気でそんな不謹慎な言葉をむ態度であった...
山本周五郎 「新潮記」
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