「不調法」の意味
手際が悪くて不器用なこと
「不調法」の例文(場面別)
- 日常会話彼は料理が不調法で、いつも失敗ばかりしている。
- ビジネス新入社員の不調法な対応が顧客の不満を招いた。
- 教育生徒の不調法な勉強法を改善するために、個別指導を行った。
小説での「不調法」の使い方
...一向不調法でして……と言いはしたものの...
石川欣一 「可愛い山」
...口不調法(くちぶちょうほう)の男だからもぞくさして弁解もしなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...それを知らずに私の不調法...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「長いことあんたはんにもお世話かけましたお蔭で私もちょっと楽になったとこどす」自分でもよく口不調法だといっている彼女は...
近松秋江 「黒髪」
...」「私は何だか一向不調法ですが……娘の方はいくらか優(まし)でござんす...
徳田秋声 「黴」
...それでわざわざ御高説を拜聽に伺ったようなわけなんで……どうも私は口不調法でいけませんが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...こんな時には御相手にいいですがね」と云いながら不調法(ぶちょうほう)なる余にしては天晴(あっぱれ)な出来だと自分で感心して見せた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...役人の不調法をかれこれと議論すべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...又その時代の学者達が筆不調法であったか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何故置いて戴けないのですか? あたし何か不調法があったのですか?」彼女はやや険を含んで訊き返した...
細井和喜蔵 「女給」
...間違いはその方の不調法ながら旨い物を食わせた段感賞すと減らず口利(き)いて逃げて来た...
南方熊楠 「十二支考」
...ええと……(金吾の言葉をきこうと一同がシーンとする)あのう、俺あ口不調法で、そんじゃ、お礼のしるしに、下手クソだけんど歌を一つうたいやすから、かんべんなして……一同が拍手...
三好十郎 「樹氷」
...長男周碩は生得(しょうとく)不調法(ぶちょうほう)にして仕宦(しかん)に適せぬと称して廃嫡を請い...
森鴎外 「渋江抽斎」
...口も筆も不調法な地方の若い人の自覚の力さなきだに...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうして口も筆も不調法な...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「私はどうも不調法な性質なものですから...
横光利一 「旅愁」
...どうも不調法ばかり仕りまして」「それから...
吉川英治 「江戸三国志」
...この方が口不調法な頼み方...
吉川英治 「剣難女難」
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