...お知己(ちかづき)に……」「私は一向に不調法ものでございまして...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...これは初めまして……手前は山木兵造(ひょうぞう)と申す不調法者で(句ごとに辞儀しつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...私がこのとおりの口不調法なもんで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...不快じゃの不調法(ぶちょうほう)じゃの言いくるめて引込んでばかり...
中里介山 「大菩薩峠」
...口不調法な私には...
中里介山 「大菩薩峠」
...「まあ本當に不調法しました」女は氣がついていきなり吸ひかけの煙草を棄てた...
長塚節 「商機」
...自分の口不調法なんか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...むしろ不調法で答えられなかったのである...
夏目漱石 「こころ」
...そんな恐ろしい毒藥を手に入れやうがありません」口不調法なほど實直な新助は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...役人の不調法をかれこれと議論すべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...「僕は不調法でして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...此度右衞門佐は不調法の廉を以て...
森鴎外 「栗山大膳」
...わたしぐらい口不調法な者はちょっとないであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...拙者の不調法でした...
山本周五郎 「新潮記」
...不調法ではございますが...
夢野久作 「暗黒公使」
...口も筆も不調法な地方の若い人の自覚の力さなきだに...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうして口も筆も不調法な...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...徳川家の藩塀(はんぺい)として、ここに一城を築きまするにも、一朝一夕(せき)のことではなく、藩祖浅野采女正の勲功(くんこう)、以後代々の忠誠に依り、御恩遇を蒙(こうむ)りましたこと、亡君内匠頭に於ても、夢寐(むび)のまも忘れ居らず、常に、臣等を勉め励まし、ただ御奉公一途に専心いたしおりましたに、不測の不調法、残念至極にござります...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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