...首尾よく合格して軍人となっても狷介(けんかい)不覊(ふき)の性質が累(わずらい)をなして到底長く軍閥に寄食していられなかったろう...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...古川は卓落不覊(ふき)の逸民...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
......
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...人格の尊厳(そんげん)を第一位に置く霊活不覊(れいかつふき)なる先生の心を傷(いた)むるのは知れ切った事まで先生に強(しい)られたのは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼の不覊(ふき)なる傲骨(ごうこつ)と共に...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...独立不覊(ふき)の国と為す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或は誤りて不覊粗放の人物と認むるものなきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...或は誤りて不覊粗放の人物と認むるものなきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...独立不覊(ふき)を欲するいかにも高い願望...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オットーはクリストフの独立不覊(ふき)を以前ほど面白く思わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不覊奔放な気分から...
豊島与志雄 「常識」
...この点において北斎は寔(まこと)に泰西人の激賞するが如く不覊自由(ふきじゆう)なる独立の画家たりしといふべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...何人も独立不覊とは云ひ得ない...
平田禿木 「趣味としての読書」
...不覊(ふき)独立の大義を求むると言い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...不覊塵累」が活きるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...千古の文人と雖も文学の趣味唯貴族の間にのみ行はれし封建の社会に在つては辛(から)ふじて不覊(ふき)独立の生計を為すを得しのみ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...狷介(けんかい)不覊(ふき)なところがある...
吉川英治 「剣の四君子」
...不覊狷介(ふきけんかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索