...余りに不覊なる豪骨を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...古川は卓落不覊(ふき)の逸民...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
......
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...独立不覊(ふき)の国と為す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...本質は不覊奔放な研究家という処にあるだろう...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...あらゆる放縱不覊なイメージや美的意匠を...
萩原朔太郎 「夢」
...狷介不覊(けんかいふき)の華族論客として...
久生十蘭 「湖畔」
...慮外な仕儀で、前後のさまもとりとめないほどだが、狷介不覊の、剛直のと世間から囃し立てられている俺にとって、この不都合は災厄以上のものであった...
久生十蘭 「湖畔」
...且(かつ)既ニ不覊独立ノ国ト為リタルガ故ニ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...天の道理に基づきて不覊(ふき)自由なるものなれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...世の人もこれを目して不覊(ふき)独立の人物と言い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...不覊独立もって他人に依頼せず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...不覊独立(ふきどくりつ)の景影(けいえい)だにも論ずべき場所として学校の設(もうけ)あれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...その放縦不覊(ほうしょうふき)世俗の外に卓立(たくりつ)せしところを見るに...
正岡子規 「俳人蕪村」
...磊落不覊(らいらくふき)のうちにも...
松本泰 「日蔭の街」
...狷介(けんかい)不覊(ふき)なところがある...
吉川英治 「剣の四君子」
...不覊狷介(ふきけんかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この「不覊なる想いと繋がれたる意志」との二様生活こそダンテの真髄である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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