...余りに不覊なる豪骨を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...卓落不覊(ふき)なる処士高橋自恃庵は去って...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
......
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...三千年独立不覊(ふき)の国...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この独立不覊なるものがどんなに高価につこうとも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...或は誤りて不覊粗放の人物と認むるものなきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...オットーはクリストフの独立不覊(ふき)を以前ほど面白く思わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不覊奔放な気分から...
豊島与志雄 「常識」
...あらゆる放縱不覊なイメージや美的意匠を...
萩原朔太郎 「夢」
...十六編手近く独立を守ること不覊(ふき)独立の語は近来世間の話にも聞くところなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...その放縦不覊(ほうしょうふき)世俗の外に卓立(たくりつ)せしところを見るに...
正岡子規 「俳人蕪村」
...磊落不覊(らいらくふき)のうちにも...
松本泰 「日蔭の街」
...しかもその廃せられた所以(ゆえん)を書して放縦不覊(ふき)にして人に容(い)れられず...
森鴎外 「渋江抽斎」
...世にいふ一種の狷介不覊なるものが...
吉川英治 「折々の記」
...不覊狷介(ふきけんかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この不覊の魂を宿したる骸は憂き現(うつ)し世の鬼の手に落ちた...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
...この「不覊なる想いと繋がれたる意志」との二様生活こそダンテの真髄である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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