...不肖の息子で申し訳ありません...
...不肖ながら頑張ります...
...不肖の兄弟に迷惑をかけてしまった...
...不肖蒼然として、彼女の悲しみを観察した...
...不肖、彼は計画を台無しにした...
...不肖(ふしょう)ながら...
芥川龍之介 「邪宗門」
...疑いもなく不肖(ふしょう)この私を頭においてのことであります...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...しかしそれがしは不肖にして父同様の御奉公がなりがたいのを...
森鴎外 「阿部一族」
...鵠介は自分が不肖の子として扱われれば扱われるだけ...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...彼らが不肖の児でない限り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不肖ながら秋山大助...
吉川英治 「剣難女難」
...進んで淮南へ使いに立つと申すか」「不肖なれど...
吉川英治 「三国志」
...もし長くお見捨てなくば、不肖ながら、犬馬の労をとって、共に微力を国事に尽しましょう」聞くと、玄徳は、「えっ...
吉川英治 「三国志」
...不肖、さきに御命をうけて、呉へ使いし、周瑜(しゅうゆ)を説いて降さんと、種々肝胆(かんたん)をくだきましたが、ことごとく、失敗に終り、なんの功もなく立ち帰り、内心、甚だ羞じておる次第でありますが――いまふたたび一命をなげうつ気で、呉へ渡り、蔡兄弟や沢の申し越しが、真実か否かを、たしかめて参るならば、いささか前の罪を償うことができるように存じられます...
吉川英治 「三国志」
...天子、詔(みことのり)を降して、いま不肖周瑜に、南郡の太守に封ずとの恩命がありましたが、南郡にはすでに玄徳あり、臣の得る地は一寸もありません...
吉川英治 「三国志」
...願わくは不肖張衛に...
吉川英治 「三国志」
...不肖思うに劉皇叔(りゅうこうしゅく)は...
吉川英治 「三国志」
...不肖(ふしょう)民部の身命(しんめい)を賭(と)しましても...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「不肖(ふしょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...不肖の子勝頼にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...――不肖(ふしょう)ですが私...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここに不肖(ふしょう)文覚...
吉川英治 「親鸞」
...彼は、それらの者のおだてには乗るまいとして、(いや、とても、おれは父の良持どのには、似もつかない、不肖の子だ...
吉川英治 「平の将門」
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