...不肖の息子で申し訳ありません...
...不肖ながら頑張ります...
...不肖の兄弟に迷惑をかけてしまった...
...不肖蒼然として、彼女の悲しみを観察した...
...不肖、彼は計画を台無しにした...
...不肖行年六十一、まだ一度も芸術家のやうに莫迦々々しい己惚(うぬぼ)れを起したことはない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...不肖にして十分にそれを覚悟し得なかつた...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...いや、この男が読んでいるならとにかく、その何とかいう犬が、こっちの裏も表も読みきっていて、善悪正邪も、賢愚不肖も、いちいち鑑定して置いて、吠えにかかるのだというのが癪(しゃく)じゃないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...真(まこと)に人の賢不肖(けんふしょう)は...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...不肖兵藤大きくは邦家のために取り計ったことだ! 鷲尾もそれを望んでいる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...――だが不肖は、いつか尊公に再び巡り合ったら、この品は、お手もとへ返そうと思っていた...
吉川英治 「三国志」
...不肖ながら犬馬の労を惜しまず...
吉川英治 「三国志」
...不肖玄徳が参れば...
吉川英治 「三国志」
...玄徳は不肖の主ながら...
吉川英治 「三国志」
...もし長くお見捨てなくば、不肖ながら、犬馬の労をとって、共に微力を国事に尽しましょう」聞くと、玄徳は、「えっ...
吉川英治 「三国志」
...「不肖、先帝より孤(みなしご)を託すの遺命をうけ、後主の詔(みことのり)を奉じていまここに来り、はからずも祖業の跡を踏み、将軍の偉魂に会す...
吉川英治 「三国志」
...その士卒もみな強く、赴(ゆ)くに先だって、鎮西将軍の印綬(いんじゅ)を拝し、「不肖、陳倉を守りおる以上は、長安も洛陽も高きに在って洪水をご覧ぜられる如く、お心のどかにおわしませ」と、闕下(けっか)に誓って出発した...
吉川英治 「三国志」
...不肖(ふしょう)藤吉郎が...
吉川英治 「新書太閤記」
...御身は決して不肖ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわゆる不肖(ふしょう)な者とはしていなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「不肖(ふしょう)の子とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...「伜(せがれ)も不肖(ふしょう)な者ですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかるとせば、不肖ながら、佐々木小次郎も、久しく伝家の物干竿(ものほしざお)に生血の磨(と)ぎを怠っていたところで――勿怪(もっけ)の倖(しあわ)せといいたいのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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