...時々我々は不細工な形をした荷鞍の上に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...舟は長い、不細工なもので、中央部に接ぎ合した葺屋根に似た小さな莚の屋根を持つ場所がある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...尻尾の下には不細工な...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それはずいぶん不細工なものであったが長年もったすえついに水びたしになり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...百人の北極人がある朝われわれの池に突然あらわれた不細工な格好をした農具――橇(そり)や鍬や畦車(あぜぐるま)や...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...実に不細工な棚である...
太宰治 「失敗園」
...不細工な余計者みたいな気のするものでしてね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...不細工な無精たらしい姿全体にも...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...そこから別の枝に移って今度は逆に上の方へ向いて彼の不細工な重そうな簑を引きずり引きずり這って行くのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...突飛な題材を無造作な不細工な描き方で画いているようではあるが...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...不細工な粗放な線が出ているかと思うとまた驚くべく繊巧な神経的な線が現われている...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...まん中の窓のそばにある、飾り気のない、不細工な、木造りの四角のテーブルは、その片隅から移されたものらしかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...よくよく不細工な椅子で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...不細工な布袋竹(ほていちく)の先へ一枚糸を着けて...
夏目漱石 「道草」
...頑固で不細工な仕組になっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何の物音もしない台所と対した所には、昔ながらに、床からよほど離れて、奇妙な不細工な、しかし小綺麗にニスを塗った、木造の小部屋が壁から突き出ていた――これは女中部屋で、廊下からは一種の釣り梯子のようなものを昇らなければ、そこへ行かれないのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...もし二度とその不細工な手を僕のからだにかけたら...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...不細工な椅子をすすめてくれた...
蘭郁二郎 「植物人間」
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