...時々我々は不細工な形をした荷鞍の上に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...不細工な石膏の塊に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...不細工なトランクと美しい女体とのきわ立った取り合わせを...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...」弁護士はその不細工な...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...不細工な鍋みたいな船が軍艦旗をかかげて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...百人の北極人がある朝われわれの池に突然あらわれた不細工な格好をした農具――橇(そり)や鍬や畦車(あぜぐるま)や...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...なんて不細工な棚なんだ...
太宰治 「失敗園」
...根本さア処(とけ)の御客様(おきやくさん)かね」「其処に行輔(かうすけ)といふ子息(むすこ)が有るだらう?」「御座らつしやる」と言つて吸ひ懸けた烟草(たばこ)の烟(けむり)を不細工な獅子鼻からすうと出し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...靴下の不細工な繕いの跡を見せているあたりまで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...不細工な無精たらしい姿全体にも...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...そこから別の枝に移って今度は逆に上の方へ向いて彼の不細工な重そうな簑を引きずり引きずり這って行くのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...よくよく不細工な椅子で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...不細工な文字が並んで馬鹿げた媚態を作っている...
豊島与志雄 「慾」
...頑固で不細工な仕組になっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...不細工な恰好をしてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...不細工な格子戸を嵌(は)めた...
森鴎外 「鶏」
...無(む)に対して立っているある物即ち不細工な世界ですな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...不細工な椅子をすすめてくれた...
蘭郁二郎 「植物人間」
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