...夜になると不承不承(ふしょうぶしょう)お祈りをしてわれわれ自身を不確かさにゆだねる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...運命の不確かさについて...
中島敦 「狼疾記」
...三造の考えは再び「存在の不確かさ」に戻って行く...
中島敦 「狼疾記」
...この世界の不確かさ・哀れさに対する恐怖から生れた強い希求だった...
中島敦 「狼疾記」
...このようにして最大の混乱および不確かさが医療に導入され...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...われわれの主人公に、生きた人間の不合理、不確かさ、複雜さを與へること、と同時にわれわれ民族の天性に從つて、構成し、秩序づけること...
堀辰雄 「小説のことなど」
...即ち、一方では論理的な、理智的な小説を書きたいといふ欲求、また一方では、不合理、不確かさ、複雜さをもつた生きた人物を描かうといふ欲求、――われわれはその二つの欲求の戰場であるがいい...
堀辰雄 「小説のことなど」
...不確かさや粗悪は慎まねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
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