...苦々しく不満そうであった...
上田広 「指導物語」
...モロの方に不満そうなかおをむけた...
海野十三 「火薬船」
...不満そうに口髭(くちひげ)を強くこすりながら言った...
太宰治 「惜別」
...」と大いに不満そうに口を尖(とが)らせて言いました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...不満そうな調子でこういった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...不満そうな眼つきを投げはじめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」と恒夫は不満そうに云った...
豊島与志雄 「同胞」
...それから不満そうに口を尖らしました...
豊島与志雄 「肉体」
...不満そうに彼は、ふかぶかとしているが残念なことに空ではないベッドをながめ、それから相手の質問を思い出して、自分の名前をいった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女の娵(よめ)がいまのままの生活に何か不満そうにし出している事が...
堀辰雄 「菜穂子」
...なぜ先に知らせて置いて呉れなかった」といかにも不満そうに仰ゃられた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...それからふと不満そうに弥十郎を見て...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...と不満そうに云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...周防は不満そうに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...僕がお尋ねしているのは……」「……何だ……」正木博士は不満そうに眼の球を凹(へこ)ました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...が、やや不満そうに、「これだけか」と、問うのを、介三郎は、「いえ、なお、もう一品(ひとしな)」と、最後に例の連判の一巻を、前にさし出した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...するとN課長は不満そうに立上って...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...不満そうな眼をあげたけれど...
蘭郁二郎 「植物人間」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??