...彼は不決断だから、決めるのに時間がかかる...
...不決断な人は、周りの人に迷惑をかけることがある...
...不決断が原因で、良いチャンスを逃してしまった...
...不決断な上司のため、会社の業務が滞っている...
...不決断な態度では、人生で成功することは難しい...
...次の日にはやっぱり不決断な青ざめた顔をしてやって来る...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...現実に、彼女の成功は、英雄ならばけっして持ってはならぬすべての性質――言い抜け上手、瓢箪鯰(ひょうたんなまず)、不決断、狐疑、吝嗇などのおかげなのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...物事を単純に考へがちな圭子がじれつたがるほど不決断で...
徳田秋声 「チビの魂」
...自分自身の不決断が見て取られるばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の不決断に作用していたのだ...
中島敦 「悟浄出世」
...代助は最後の不決断の自己嫌悪(けんお)に陥った...
夏目漱石 「それから」
...生来の不決断な性情を残りなくさらけだし...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...だが、話をもとに戻すと、我らは無定見、不決断、不確実、悲観、迷信、未来のことがら、特に死後のことに関する不安、野心、欲ばり、嫉妬、怨恨、無軌道で狂暴で抑え難いもろもろの欲望、戦争、虚偽、不信、中傷、好奇心などを、我々の分として頂いている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少女のあとを不決断に追っていったが...
山本周五郎 「青べか物語」
...銕太郎は不決断に...
山本周五郎 「薊」
...「そうかもしれないが」と彼は不決断に云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...もうここいらで帰ってもいいだろう」さぶは不決断にううと云った...
山本周五郎 「さぶ」
...それは不決断でありみれんであるかもしれない...
山本周五郎 「つばくろ」
...なにかあったのか」「云いたくないんだが」千久馬は不決断に呟いた...
山本周五郎 「はたし状」
...半次の手も不決断に迷った...
山本周五郎 「風流太平記」
...だが不決断に頷いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...新八は不決断に反抗した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...おみやは兄の脇に坐ったまま、なにも云わずにうなだれており、新八は不決断に、「荷物を持って来ます」と云いながら、石川たち四人と出ていった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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