...少からず不気味に感ずるらしい...
芥川龍之介 「上海游記」
...まことに不気味にして...
泉鏡花 「薄紅梅」
...不気味に無表情な二つの金色の顔...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...金色の男は不気味に黙り込んでいた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ゾッとする程不気味に思われたので...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...何となく気違いめいて不気味に耐えなかったが...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...何だか不気味になつた...
薄田泣菫 「魚の憂鬱」
...「何をするのです」怪老人は、不気味に笑って、「わしはまた、人間の肉を裂きたくなったのさ」「えッ! では、僕の心臓を、また抉り取ろうというのですか」「いや、心臓が欲しいのではない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...見まいとすればなお不気味になって...
豊島与志雄 「道連」
...どこか不気味に見えるところもあった...
夏目漱石 「道草」
...唇は耳のほうまで不気味にひきつれている...
久生十蘭 「海豹島」
...不気味になったのであった...
火野葦平 「花と龍」
...下が妙に不気味に静かなので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...やおらバラドスが不気味に笑い出し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...旋回する小型機の爆音だけが不気味につづいていた...
山川方夫 「夏の葬列」
...かえって不気味に聞えるのだった...
吉川英治 「三国志」
...それが一そう地上の喧騒を不気味にしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...今こそ斯う不気味に凪いでいるがやがてこれが月の落ちぐちにでもなったらどっと吹いて来ましょうよという老人もある...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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