...クックックッと例の不気味な笑い声を立てながら...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...賊の不気味な高笑いが降って来るばかりだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...又しても不気味なショック...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一様に不気味な思いに駆られて妙に苦り切ってしまった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...実際以上に腹黒く見えるあらゆる種類の乱暴なトリックを使う不気味な趣味を持つています...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...いよいよ不気味なことを云う...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...一層不気味な心地だった...
豊島与志雄 「群集」
...半殺しの蛇といった不気味な供物が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...植木屋の庭から聞える不気味な悲鳴と一緒でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皮下出血らしい不気味な斑点(はんてん)があり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不気味な噂(うわさ)が立ちますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...造り変えた人造人間(ロボット)のような不気味な顔にも...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...不気味な夢のなかで...
林芙美子 「浮雲」
...何処か不気味なところのある人物で...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...暗い田舎道に臆病なせゐか成人の私でさへ慄然とするが如き不気味な調子だつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...ド……と背なかを押して来る波音までが彼にはすべて不気味な世界のものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...さて不気味なほど...
吉川英治 「新・水滸伝」
...と夜陰の底へ不気味なひびきを震わせる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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