...不気味さは一入であった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一種異様の不気味さを感じないではいられなかった...
江戸川乱歩 「鬼」
...あまりの不気味さに...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...病気から来る時々の発作の不気味さを押し鎮めることが出来たかわからない...
薄田泣菫 「独楽園」
...あまりの不気味さに顔色を変えぬものはございませんでした...
橘外男 「蒲団」
...明白な好奇心と多少の不気味さをあらわした眼をもって...
谷譲次 「踊る地平線」
...特殊な不気味さを持つが...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...今迄の何とも云えぬ不気味さが...
豊島与志雄 「白血球」
...まっ黒な顔の上に白い髪があるありさまは何とも言えない不気味さだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし彼はその輝きのうちに何らの凄(すご)さも怖ろしさもまた不気味さも認めなかった...
夏目漱石 「道草」
...その旋律に不思議な不気味さがあって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さすがに不気味さが加わって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その不気味さに身を震(ふる)わせた程です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奇妙な不気味さだつた...
牧野信一 「F村での春」
...不気味さともつかぬ戦きにさへ襲はれ出したのである...
牧野信一 「病状」
...真ん中には市民の食物(くいもの)の不気味さがあります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何か死をひきつれてさ迷っているような静かな不気味さが...
横光利一 「旅愁」
...其(その)酒場(キヤバレエ)まで登つて行(ゆ)く間の曲り紆(くね)つた石畳の坂路(みち)の不気味さと云つたらない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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