...不気味さは一入であった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...紙背(しはい)からにじみ出して来る不気味さ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...二目とは見られぬ不気味さであった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...病気から来る時々の発作の不気味さを押し鎮めることが出来たかわからない...
薄田泣菫 「独楽園」
...初めて本当の不気味さを持つようになる...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...けれども怒る前にまず冷たい青大将(あおだいしょう)でも握らせられたような不気味さを覚えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...背筋を走る不気味さと...
野村胡堂 「九つの鍵」
...あまりの不気味さに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...塀の割れ目を塞(ふさ)いだのだ」「誰がそんな事をしたのでしょう」平次の説明の不気味さに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは、しかし、不気味さや、恐しさではなく、いいようもない佗しさ、悲しさ、寂しさであり、やり場に困る腹立たしさであった...
火野葦平 「花と龍」
...病的な幻影に似た不気味さで...
火野葦平 「花と龍」
...明る味の届かない所には肉の腐れ落ちて居る様な不気味さを以て暗く...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...その不気味さ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何か死をひきつれてさ迷っているような静かな不気味さが...
横光利一 「旅愁」
...しかもその不気味さが...
吉川英治 「大岡越前」
...不気味さはいや増して...
吉川英治 「私本太平記」
...不気味さは言いようもない...
吉川英治 「私本太平記」
...その危険さをも不気味さをも顧みてなどいられなかったにちがいない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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