...「え?この辺どこにあるのかわからないや、土地不案内なんだよね...
...「土地不案内だから、地図を持っていくようにしよう...
...「東京は土地不案内だから、毎回Googleマップを見なくてはいけない...
...「彼女は新しい町に引っ越してきたばかりだから、土地不案内で迷子になりやすい...
...「旅行先で地元の人に道を聞かなくても、土地不案内でもGoogleマップを使えば大丈夫だよ...
...日本人がかかる事には全く不案内(ふあんない)なる時に際し...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...さぞお前たちは土地不案内で困るだろうし...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...案内者も不案内也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...こいさん一人では道が不案内だから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...原田は談文学に亙(わた)ると頗る不案内で...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...そのあたりを不案内の私は中食に伴ふ適當な家も知らぬので序に山田氏の世話になる事にきめて淺草橋一丁目の吉徳店を訪ふ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...シムソンは土地不案内の者じゃないです...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...あれはたとい人口百万ほどの不案内な都会の大広場へ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...不案内な道へ追いやったのは誰だ? でも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その方面のことは北村にはさっぱり不案内だった...
豊島与志雄 「自由人」
...食品の歴史のことは全く不案内であるから...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...むろん不案内の土地だからどこへ出るかわからない...
夏目漱石 「三四郎」
...不案内な彼は、第一下女の溜(たま)りのある見当を知らなかった...
夏目漱石 「明暗」
...桑門虚舟(きょしゅう)子の『新沙石集(しゃせきしゅう)』四に、『経律異相』から『譬喩経』を引いて、「人あり、老いたる妻に聞きて白髪を残し黒きを抜き、また若き妻に聞きて白髪を抜き白粉(おしろい)を面に塗り青黛(せいたい)を眉(まゆ)に描く、小婦も老婦もこれを醜しとし追い出す、農して自活せんと思いしに、雨ふれば峰に登り日照れば谷に下りていたずらに暮しぬれば、畜生の報いを受けて犬となるに習因残れり、一の大河を隔てて東西に人里ある所に生まれて、朝の烟(けむり)東の里に立つ時は東に廻り到る、烟は立てども食いまだ出来ざる間、また西の里に烟立つを、いずれはさりともと思うてまた河を廻りて西に着くほどに、河の中にて力竭(つ)きて空しく流れ失(う)せぬ、心多き物は今生後生ともに叶わぬなり」と記せるを見るに、もと心の一定せぬ物は思い惑うて心身を労(つか)らし、何一つ成らぬという喩(たと)えに作られた仏説なるを、道春不案内で、実際そんな事蹟があったと信受して碑文を書いたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...土地不案内のために伏勢や奇襲を防ぐすべもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まして海上の不知不案内を犯(おか)して...
柳田国男 「海上の道」
...一番彼の不案内な宗教と科学の歴史に関する方のことだったので...
横光利一 「旅愁」
...不案内な山道へ誘いこまれたのである...
吉川英治 「三国志」
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