...あいかわらず意識不明のままで...
海野十三 「四次元漂流」
...このところ四カ年にわたって行方不明のままでいるのだ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...ゆくえ不明のまま...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...シャッガァ号の所在は依然として不明のまま...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...私は妻を行方不明のまま残して来たような気がした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...李景雲の其の後のことは不明のままに致すより外はありません...
豊島与志雄 「画舫」
...是非善悪不明のままに...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は正体不明のままで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ひどい疲労と高熱で意識不明のまま昏々と眠りつづけ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...生死不明のままになっている...
久生十蘭 「西林図」
...いまなお依然として不明のままである...
久生十蘭 「南極記」
...なにか、ひっかかりがくるのではないかと不安になりながら、兵庫版を注意して読んでいたが、でたらめな住所を書きつけたのだとみえて、心配していたようなことはなにも起らず、真山あさひと須田栄太郎は、身元不明のまま、行路病者として洲本市役所にひきつがれて、千草の無縁墓地に埋葬され、それで、観光地のありふれた心中事件として終止符が打たれた...
久生十蘭 「虹の橋」
...不明のままにしておく以外にない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...なにがどう「しまった」のか不明のまま...
山本周五郎 「青べか物語」
...身許不明のまま死んでいたのである...
山本周五郎 「追いついた夢」
...意識不明のまま三日病んで死去した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...こうして行方不明のまま...
山本周五郎 「山彦乙女」
...いまだに正体不明のままになっている……...
夢野久作 「鉄鎚」
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