...あのような大胆不敵な曲者に...
海野十三 「地球要塞」
...正に不敵なるアンチマコスの生める子か?神にひとしき*オヂュシュウスもろとも先に使者として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...またもや不敵な眼つきをヴェリチャーニノフに注いだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...実に不敵な悪漢だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これはずいぶん大胆不敵な研究にとりかかったものである...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...その大膽不敵な手法を...
野上豐一郎 「桂離宮」
...「さいしょの負け手は誰じゃ」不敵な大言をはいて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...その大胆不敵な誘拐の裏には...
野村胡堂 「九つの鍵」
...不敵な忿懣(ふんまん)が消えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある男の不敵な研究の全過程が書きつけられてある...
久生十蘭 「黒い手帳」
...僕はこの詩人の不敵な面構へを見たことはない...
堀辰雄 「「鐡集」」
...傲慢不敵な家来に引っ立てられ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...そのとき圓朝はこの勇齋をして「尤も支那の小説にそういう事があるけれども」といわしめている点も不敵なほど...
正岡容 「我が圓朝研究」
...先生の魂には何か不敵なものがある...
三木清 「西田先生のことども」
...大願の一心と不敵な胆で総身を埋めてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...不敵な声を作って答えた...
吉川英治 「私本太平記」
...不敵なうすら笑いをみせるだけだった...
吉川英治 「私本太平記」
...その通りびくびくする」不敵な竹童(ちくどう)の面(つら)がまえを...
吉川英治 「神州天馬侠」
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