...大胆不敵な強盗殺人を連発して天下のお尋ね者となった兇賊(きょうぞく)痣蟹仙斎(あざがにせんさい)という男がありましたね...
海野十三 「恐怖の口笛」
...あのような大胆不敵な曲者に...
海野十三 「地球要塞」
...大胆不敵な彼の面を...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...実に不敵な悪漢だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――被告は不敵なる奴である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは実に大胆な、宇宙にも挑戦しかねまじい、不敵な、フテブテしい一つの主張なのである...
中井正一 「美学入門」
...どんな大胆不敵な野郎でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼がやった全くもって大胆不敵な犯罪行為の中で...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...どういう事情によってこのような大胆不敵な到達をするに至ったか...
久生十蘭 「魔都」
...不敵な運命がねえ...
北條民雄 「間木老人」
...僕はこの詩人の不敵な面構へを見たことはない...
堀辰雄 「「鐡集」」
...ところがあくまで不敵な助丸はひと晩のうちに若い者を連れて遊びに行き...
正岡容 「寄席」
...大胆不敵な狩猟法です...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...いずれも日ごろ見る足利党の者どものよしで」「たしかなのか」「たしかだと言いまする」「不敵なやつ!」宮はお唇を噛んだが...
吉川英治 「私本太平記」
...「なんぞご用でござりまするか」「おお民蔵か、あっぱれなそのほうの軍配(ぐんばい)ぶり、褒美(ほうび)は帰国のうえじゅうぶんにとらすであろう、ところで、不敵なこの小娘、生かしておけぬ、そちに太刀とりをもうしつくるほどに、余(よ)が面前で、血祭(ちまつ)りにせい」「あいや、それはしばしご猶予(ゆうよ)ねがいまする」「なに、待てともうすか」「御意(ぎょい)にござりまする...
吉川英治 「神州天馬侠」
...不敵な顔を作った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふしぎな容貌と――そして余りに不敵なほど――快(こころよ)げに眠っているからだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...どこかで不敵な笑い方をした者がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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