...大胆不敵なやつ!そう思っているうちに...
海野十三 「海底大陸」
...大胆不敵な賊の自己紹介であった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...実に不敵な悪党でしてね...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...正に不敵なるアンチマコスの生める子か?神にひとしき*オヂュシュウスもろとも先に使者として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分でも不敵なと感ぜられる微笑を俺は浮べた...
豊島与志雄 「自由人」
...不安げなまた不敵な様子で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お握飯(むすび)に沢庵(たくあん)をつけて三つ四つ差入れてもらいてえ」聞いている者がその言い分の不敵なのに呆(あき)れ返りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも不敵な口調で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...何か不敵な魅力を持つてゐるぢやないの...
牧野信一 「痴日」
...ところがあくまで不敵な助丸はひと晩のうちに若い者を連れて遊びに行き...
正岡容 「寄席」
...と、大胆不敵な、この女装の剣者は、独り言(ご)つ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのような不敵なところ...
三木清 「西田先生のことども」
...そうした点まで気が強かった……極端にいうと女らしくない程度にまで大胆不敵な男優(まさ)りであったとも考えられるようですが……どんなものでしょうか」今度は予審判事と特高課の二人が同時にうなずいた...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...大胆不敵な桃色の封筒を...
横光利一 「火の点いた煙草」
...七この大胆不敵な勝負を見た大円房覚明...
吉川英治 「剣難女難」
...彼の自若(じじゃく)として不敵な態(さま)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「不敵な東方の間諜(かんちょう)! もはやもがいてものがれぬところだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ごらんなせえ、人の、莨を吸ってやがる」指さすと、彼女は、不敵な、そしてまた、ひどく蠱惑(こわく)な、あの笑靨(えくぼ)を、海月(くらげ)のように、頬に、チラつかせて、「オヤ、おまえさんの?」「勝手にしやがれ」「しみったれたことをお言いでないよ、莨の一ぷくや二ふく、いいじゃないか」「あれだ……」と、あきれ顔に、「親方、世の中にゃ、こんな不敵な女もあるもんでしょうか」「どうせ、ひとすじ縄で行く女じゃあるめえ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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