...不敵な代物じゃ」「此処へ来る迄には...
直木三十五 「南国太平記」
...この大胆不敵なる曲者(くせもの)の詮議であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはかなり大胆不敵な挙動と言わなければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな大膽不敵なことを言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夕陽新聞の年極購読者に限ってこの千載一遇の奇蹟を目のあたりに見物させようという大胆不敵な大賭博を打ったのである...
久生十蘭 「魔都」
...間もなく椅子の中にフンゾリ返って不敵な寝息を立て始めた...
久生十蘭 「魔都」
...どんな不敵な悪党でも真名古の名を聞いたら...
久生十蘭 「魔都」
...まもなく不敵な面になり...
久生十蘭 「魔都」
...その大胆不敵な所行に呆れ果てて棒立ちになつてゐる村長の方へ向きなほつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...貴様が、名代の闇太郎か!」門倉平馬の物に動ぜぬ、不敵な瞳にも、ありありと、驚愕(きょうがく)の色が漲るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その浅黒い面と眼底(がんてい)に潜むどこか不敵なものを...
吉川英治 「私本太平記」
...不敵な意図のもとに...
吉川英治 「私本太平記」
...不敵なものを見遁(みのが)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その愛くるしい中にある不敵な眸に会って...
吉川英治 「新書太閤記」
...不敵な奴もあるものよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...閉(と)じてはいても眼(まなこ)は不敵なものを蔵し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...入り込んでまいった不敵なやつ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして生れながらの不敵なたましいも...
吉川英治 「源頼朝」
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