...じつに大胆不敵な手段が...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...役人達は怪量を不敵な曲者として捕え...
田中貢太郎 「轆轤首」
...これはわざと企らんだ大胆不敵な犯罪かも知れぬ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...どんな大膽不敵なことをするか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...プロメテウスの大胆不敵な血をひく人種[7]に属していようとはと...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...幸田節三のこの不敵な思い付きはそのおり博士に暗示されたものらしいというのである...
久生十蘭 「魔都」
...ところがあくまで不敵な助丸はひと晩のうちに若い者を連れて遊びに行き...
正岡容 「寄席」
...先生のものに怯(お)じない不敵な魂を感じた...
三木清 「西田先生のことども」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...大胆不敵な構図とで...
山本周五郎 「おれの女房」
...大胆不敵な桃色の封筒を...
横光利一 「火の点いた煙草」
...その不敵な筆法は...
吉川英治 「江戸三国志」
...老いぼれめ」美童に似あわない不敵な眼を主人の邸へふり向けていった...
吉川英治 「三国志」
...不敵な彼奴に操(あやつ)られておるにちがいない――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...不敵な面(つら)だましいと雄弁を持っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...とつぶやいておりました」「不敵なやつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その愛くるしい中にある不敵な眸に会って...
吉川英治 「新書太閤記」
...不敵な叛詩(はんし)をしるした犯人...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??