...賢いようでも年が若いから一筋に思いこんで迷ってるものと思えば不愍(ふびん)でもあるから...
伊藤左千夫 「春の潮」
...その生やさしいものでないものすごい戰場へ出て行く男のことを考へると不愍でならなかつた...
林芙美子 「うき草」
...ほんに不愍(ふびん)な濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せてしもうた……」亥十郎は...
吉川英治 「黒田如水」
...不愍(ふびん)などはかけていなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...部下が不愍(ふびん)なので...
吉川英治 「三国志」
...孔明の心も不愍(ふびん)と察しやるかのように...
吉川英治 「三国志」
...この小さい不愍(ふびん)な従弟を...
吉川英治 「私本太平記」
...大事だぞ」何も知らぬのは不愍(ふびん)と思って...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉はつねに不愍(ふびん)に思い...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)をもってこそおるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)と思し召され...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)と察したか...
吉川英治 「新書太閤記」
...目をかけているまでのことだよ)不愍(ふびん)なやつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...不愍(ふびん)には...
吉川英治 「平の将門」
...――不愍(ふびん)と思う...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...そちたちはただ不愍というほかない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...何だか不愍(ふびん)だったので...
吉川英治 「松のや露八」
...無智なれば無智なほど不愍(ふびん)にも存じて――今日までは何とかして...
吉川英治 「夕顔の門」
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