...アボットは何が不快であるかと訊(き)いてよこした...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...しかしそれは何世紀か前のギロテインに対する不快である...
芥川龍之介 「西方の人」
...或は我我の快不快である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...私はいくらかの時丈け他人の行動や言葉に対して不快である事に度々出会ふだらう...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...けさ思ひだしても不快である...
種田山頭火 「其中日記」
...或るものは不快であるということから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...なぜこんなにも不快であるのか...
寺田寅彦 「軽井沢」
...腹の中は不快である...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...那須温泉そのものの薄暗い感じを思ふのは不快である...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...心はこの対立状況に不安・不快であるに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...なにかしらアイマイで不快である...
三好十郎 「肌の匂い」
...その人が来てはずかしめられた老人である自分の見られることも不快であるし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正直にいふと甚だ不快である...
百田宗治 「百鬼園讃」
...第一に権兵衛が自分に面当(つらあ)てがましい所行(しょぎょう)をしたのが不快である...
森鴎外 「阿部一族」
...しなくてもよいことをしたのが不快である...
森鴎外 「阿部一族」
...「徳は常に不快である」と言うのとどう違うか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...手袋なしでいるのもシャツなしでいるのと同じくらい不快である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の不快であることを告知しただけであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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