...アボットは何が不快であるかと訊(き)いてよこした...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...不快であると共に...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...単に不快であるばかりでなく...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...しかしそれは何世紀か前のギロテインに対する不快である...
芥川龍之介 「西方の人」
...或は我我の快不快である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...――第一に僕はもの見高い諸君に僕の暮しの奥底をお目にかけるのは不快である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...第二にさう云ふ告白を種に必要以上の金と名とを着服するのも不快である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...私はいくらかの時丈け他人の行動や言葉に対して不快である事に度々出会ふだらう...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...いくらか不快であるらしかったが...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...都会染みた田舎者! といつたやうな臭気を発散してゐる(誤植があるのは不快である)...
種田山頭火 「行乞記」
...なぜこんなにも不快であるのか...
寺田寅彦 「軽井沢」
...腹の中は不快である...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...心はこの対立状況に不安・不快であるに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...かなり多くの心理學者は感情は快不快であると説くが...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...その人が来てはずかしめられた老人である自分の見られることも不快であるし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...第一に権兵衛が自分に面当(つらあ)てがましい所行(しょぎょう)をしたのが不快である...
森鴎外 「阿部一族」
...今のように何もせずにいると、秀麿はいつも内には事業の圧迫と云うような物を受け、外には家庭の空気の或る緊張を覚えて、不快である...
森鴎外 「かのように」
...自分の不快であることを告知しただけであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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