...大火鉢(おおひばち)に手をかざして安座(あぐら)をかいていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...岸や川の中でその上に胡坐(あぐら)をかき...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...胡座(あぐら)をかいた...
石川啄木 「鳥影」
...新聞社でも私の前では皆があぐらをかいて話をしていたものが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...入口にどかりと胡坐(あぐら)を掻いたまゝ...
薄田泣菫 「茶話」
...しっかとあぐらの腰をおちつけて...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...番頭の藤三は湯釜(ゆがま)の上に胡坐(あぐら)を掻(か)き...
富田常雄 「刺青」
...日本服の着流しにあぐらを組み...
豊島与志雄 「塩花」
...「天下御免で人が斬れるなど、いい御時世だの」二人は、いつの間にか、近づいて来た叡山を、唐崎を見ながら、追手が来ないと知って、あぐらをかいて、坐ってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...醫者(いしや)は横(よこ)に膨(ふく)れた大(おほき)な身體(からだ)でゆつたりと胡坐(あぐら)をかいた儘(まゝ)怪我人(けがにん)の左(ひだり)の手(て)を捲(まく)つて見(み)た...
長塚節 「土」
...其上(そのうへ)に樂々(らく/\)と胡坐(あぐら)を掻(か)いた時(とき)...
夏目漱石 「門」
...草の上に胡坐(あぐら)をかいていた...
夏目漱石 「夢十夜」
...疲労(つか)れた時には安座(あぐら)をかいて飯を食いたい...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...田甫の狐は畑の中に胡座(あぐら)をかいて河童の小父(をぢ)と小酒盛してた...
野口雨情 「十五夜お月さん」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...入口の二疊に大胡坐(おほあぐら)をかくと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...マホメット教徒のやうにあぐらをかいた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...着ながしのままあぐらをかいて飲んでいた...
山本周五郎 「落ち梅記」
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