...』四晩目にはそんな不平がましい口をきゝながらほんのお役目に通りを一とまはりして来たのだ...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...不平がましい内緒話を嗅(か)ぎつけた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まして不平がましい挙動を示したこともない...
中里介山 「大菩薩峠」
...不平がましいことをいう町の人が幾分あるような時代になっていた...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...大した不平がましい訴もしない様になつた...
夏目漱石 「それから」
...大した不平がましい訴(うったえ)もしない様になった...
夏目漱石 「それから」
...いつでも不平がましいことを言ったことがない...
室生犀星 「香爐を盗む」
...なぜそんな不平がましいことをいうか」「でも玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...余り不平がましい要求もしなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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