例文・使い方一覧でみる「不届き者」の意味

...首領にまんまと一ぱい喰わした不届き者として... 首領にまんまと一ぱい喰わした不届き者としての読み方
江戸川乱歩「黒蜥蜴」

...混雑につけこんで何か仕事をしようとたくらんでいる不届き者もないとは限らぬという具合です...
平林初之輔「祭の夜」

...「ここな不届き者っ」と... 「ここな不届き者っ」との読み方
吉川英治「三国志」

...「不届き者めッ、恩寵を加えれば恩寵に狎（な）れて、身のほどもわきまえずにどこまでもツケ上がりおる！向後（こうご）は予の室へ、一歩でもはいると承知せぬぞ... 「不届き者めッ、恩寵を加えれば恩寵に狎れて、身のほどもわきまえずにどこまでもツケ上がりおる！向後は予の室へ、一歩でもはいると承知せぬぞの読み方
吉川英治「三国志」

...他国にわが名を辱（はずかし）めた不届き者は... 他国にわが名を辱めた不届き者はの読み方
吉川英治「三国志」

...みだりに朝廷の御名を騙（かた）る不届き者... みだりに朝廷の御名を騙る不届き者の読み方
吉川英治「三国志」

...「軍律を紊（みだ）す不届き者」と... 「軍律を紊す不届き者」との読み方
吉川英治「三国志」

...不届き者の、服部治郎左衛門にござりまする」元成（もとなり）は、正成の姿を見ると、すぐ喘（せ）きあげるように、こういった... 不届き者の、服部治郎左衛門にござりまする」元成は、正成の姿を見ると、すぐ喘きあげるように、こういったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...――憚（はばか）りもなく、左様な放言して怯（ひる）まぬ馬鹿者だから、わしは汝を、不届き者、不忠者ともうしたのだ」「な！　なぜだ？」「浅井、朝倉の両家は、叡山（えいざん）において、かたく、信長様へ対して、和議を申し入れたばかりでないか... ――憚りもなく、左様な放言して怯まぬ馬鹿者だから、わしは汝を、不届き者、不忠者ともうしたのだ」「な！　なぜだ？」「浅井、朝倉の両家は、叡山において、かたく、信長様へ対して、和議を申し入れたばかりでないかの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...今日まで隠れおッた不届き者ではないか」「あいや... 今日まで隠れおッた不届き者ではないか」「あいやの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...その場から逐電（ちくてん）して今日（こんにち）にいたった不届き者... その場から逐電して今日にいたった不届き者の読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...五百の官兵を失ッて逃げ帰った不届き者と... 五百の官兵を失ッて逃げ帰った不届き者との読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...役に立たぬ不届き者と... 役に立たぬ不届き者との読み方
吉川英治「親鸞」

...不届き者め」萱乃（かやの）の襟（えり）がみをつかんで... 不届き者め」萱乃の襟がみをつかんでの読み方
吉川英治「親鸞」

...上（かみ）をあざむく不届き者... 上をあざむく不届き者の読み方
吉川英治「梅里先生行状記」

...他家へ白無垢（しろむく）は着せてやれませぬが』『――不届き者と... 他家へ白無垢は着せてやれませぬが』『――不届き者との読み方
吉川英治「※［＃「さんずい＋鼾のへん」、第4水準2-79-37］かみ浪人」

...怖ろしい声で、不届き者っと、叱るや否や腰の太刀をひき抜いて、逃げかける鬼藤次の肩へ、うしろから一太刀あびせた...
吉川英治「源頼朝」

...祇園藤次のような不届き者... 祇園藤次のような不届き者の読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「不届き者」の書き方・書き順

いろんなフォントで「不届き者」

「不届き者」の英語の意味