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饗庭篁村 「木曾道中記」
...その時彼の女が時どき半面をあらわして窺(のぞ)きに来て王がそこにいつもいるのを不審がるようであった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...発電所から流れ出す水流の静かさを見て子供らが不審がる...
寺田寅彦 「軽井沢」
...兵馬の不審がる面(かお)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...ざぶざぶと水を被(かぶ)って」親爺(おやじ)が不審がるのを返事もせずに居間へ飛び込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪がそれを不審がるのもあたりまえで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここを逃げ出したんだ」堤一郎が不審がる...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人ともそんなに不審がることはなかったでしょうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...細君が家の中から出て来ないのを不審がるよりも前に...
平林初之輔 「犠牲者」
...人が不審がるであろうとはお思いになるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まだ不審がる気か...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「手が馬鹿になった」不審がる清子へ良人は笑いながらこう言って...
矢田津世子 「茶粥の記」
...こう言って不審がると...
吉川英治 「江戸三国志」
...何を目にとめておられるのだ」とつれの武士が不審がるのを捨てて...
吉川英治 「剣難女難」
...寒そうにいつまで石など仰いで行ったのだろうと不審がるように...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それを不審がる自分の老いには気のつかぬおろかさに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...……?」私がその言葉を不審がると...
若山牧水 「熊野奈智山」
...不審がる彼に渡して別れた...
若山牧水 「梅雨紀行」
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