...ちょっと不安そうな顔をして言った...
太宰治 「正義と微笑」
...一様に不安そうな目色をして...
徳田秋声 「新世帯」
...「よろしい、行きましょう」と彼は突然、不安そうな、ほとんど惑亂したような樣子で承知すると、同時に腰をもちあげた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...幾ぶん不安そうな樣子でさえいることは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...不安そうな眼をしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...不安そうな感じがときどき...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...そうしてはときおり私の方へいかにも不安そうな目を向けた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...マーシの青ざめた不安そうな顔が見えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ただ不安そうな目つきだけが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...ありあり意味を感じ小さい不安そうな声で訊いた...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...少しビックリした段六がくぐり戸を押えたまま不安そうな眼でお妙を見る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...不安そうなようすはみえなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...不安そうな顔つきででかけていった...
山本周五郎 「季節のない街」
...不安そうな眼で国境を眺めている...
横光利一 「欧洲紀行」
...不安そうな顔つきで話さえあまり誰もし合わない...
横光利一 「旅愁」
...六条の門から不安そうな眼(まな)ざしでいつまでも見送っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...不安そうな眼をしたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...牛の背の老母もまだ不安そうな顔に見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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