...不安そうな落ちつかない眼(まな)ざしであたりを見まわしたりして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...いつまでたってもちょっとも不安そうな容子を見せませんでした...
鈴木三重吉 「デイモンとピシアス」
...あの男と同じようにあの不安そうな顔で同情されたりしたろうか? さあ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...不安そうな聽耳を立てているその禿げあがった頭を...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...八郎太に不安そうな眼を交えて...
直木三十五 「南国太平記」
...ちょっと不安そうな眼つきで横文字の書いてある標札をちらりと見ながら...
堀辰雄 「あいびき」
...父はすこし不安そうな様子だった...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...その持主等が不安そうな...
堀辰雄 「聖家族」
...殊に明があんなに前途に不安そうな様子をしながら...
堀辰雄 「菜穂子」
...不安そうな顔の輪郭がちらと見えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...不安そうな表情になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...不安そうな眼をしながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...彼は不安そうな、おちつかないようすでおりうを見た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...新八は不安そうな眼で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不安そうな目をポカッとあいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...政職の面(おもて)にもまだ不安そうな色が窺(うかが)われぬでもない...
吉川英治 「黒田如水」
...二人から不安そうな注意をうけていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...牛の背の老母もまだ不安そうな顔に見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索