...「どっこいしょ」と...
海野十三 「火星兵団」
...「どっこいしょ」杖について来た金剛杖でもない手頃の棒をわきに置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっこいしょでないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...いけ好いても、いけ好かなくても、こいつに見込まれた以上は、女に下地がある限り、のがれっこはなし――一時は野暮(やぼ)に叫びを立てようとしたが、どっこい、その口を塞がれてしまってみると、有無(うむ)を言わされようはずはないのに、お蘭どのという女が、本来あんまり有無を言わない女なんだから、口をこじあけて、大福餅を抛(ほう)りこんで無理矢理に食べさせられてしまってみると、今度は、もう一つ食いたいと口をあく奴なんだから、事がそこに及んだ後はたあいないものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっこいと突き当る事がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...どこまでもそれに付け込んで彼女の名誉や生命にまで関渉(かんしょう)せんとするときには、どっこい、それは不可(いかん)と毅然としてこれを斥(しりぞ)ける...
新渡戸稲造 「自警録」
...わけの無い仕事だぜ――どっこい...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...「どっこい、そんな事だろうと思った」「ワッ」智恵子は短銃(ピストル)を突き付けられて、驚いて飛上りました...
野村胡堂 「踊る美人像」
...私は嫌」「どっこい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「どっこい待った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どっこいしょ」平次はまだ障子と角力(すもう)を取っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前さんも、お菊も、天にも登る喜びで、さっそく婚礼の話を進めたが、――どっこい、東海坊は自分の法力を諸人に知らせるために、癒した病人のことを、みんな言い触らす癖がある――」「…………」「これにはさすがに驚いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どっちみち、いずれはくずれる膝ですが、しからば御意にしたがいましょう」顎十郎は、燃え立つような繻珍の大褥の上に大あぐらをかいて、「どっこいしょ、こんな工合じゃいかがです」「結構でございますわ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お前は一体何ものだ?」「おっとどっこい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...職工達は「おっとどっこい」――と許り門のところで堰き止められた...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...いつか下手な図でお知らせした私のおきまりの場処にどっこいしょと腰をおろすと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...隊一 おお仙太郎ではないか!仙太 おっと、どっこいしょ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...やれ、どっこいしょ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
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