...新しい不分明なものに対しては...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...飢ゑや渇きの不分明な感覺を有しない筈であるからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いはば混合とから生じた或る不分明な思惟の仕方にほかならないから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いわば混合とから生じた或る不分明な思惟の仕方にほかならないから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...不健全な遺伝から成ってるこの不分明な合金のなかでは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」あれとはいったいだれであるか? 不分明なるだけになお更気味の悪い言葉である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...時間も空間も不分明な記録でも...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...善導は一向に不分明なりといひ...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...内容が不分明ながらに...
中里介山 「大菩薩峠」
...モッシュウ」と意味不分明なる呼び名をしてみましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...南面東隅のみが剥落のためか不分明なばかり...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...高等官並とかいう不分明な職名がつくだけで...
久生十蘭 「蝶の絵」
...常識では解きにくいような不分明なところがあるが...
久生十蘭 「肌色の月」
...そういう不分明な...
久生十蘭 「ハムレット」
...ミラア先生はこの不分明な音を鎭(しづ)めに組から組を歩いてつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...同じような感情のあいまいさや節度の不分明なところを弱点として持っているのは当然である...
宮本百合子 「異性の友情」
...衣裳頭(いしょうかしら)の飾(かざり)のありさまも不分明なり...
柳田国男 「遠野物語」
...その不分明な心の領域がときどき権利を主張してみて暗影を投げる...
横光利一 「夜の靴」
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