...けれどもまあ不入りだろうと考えながら控席へ入って休息していると...
夏目漱石 「中味と形式」
...言葉がわからないので一般には不向きで不入りだったという...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...島原の芝居は炎暑で不入り...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...ラインの上流をたつた六人で芝居をうつてまはつたけれどいづれも不入りで...
林芙美子 「就職」
...川口が此処んとこ不入りなので十二月下半は休みたいとか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新築地のキノドラマと、「未完成交響楽」をやってゐる、恐るべき不入り、気の毒のやう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「今回の不入りについて探究しよう」と言ふと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼の部、驚くべき不入り、六分であらうか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不入りにもかゝはらず黒字といふので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不入りをハッキリ見せるためのやうで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不入りをつゞけし芸術座は千秋楽...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どこもかしこも不入りだった...
正岡容 「寄席」
...一時は場末稼ぎのこの一座が本席第一流の講談落語を不入りにさせてしまつたと云ふのだから...
正岡容 「寄席風流」
...もちろんお客は不入り...
正岡容 「わが寄席青春録」
...この頃不入り続きの中村座...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このごろずッと不入りつづき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...非常な不入りであった...
夢野久作 「二重心臓」
...このならびでは一番の不入り...
吉川英治 「江戸三国志」
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