...日常家庭生活においても二葉亭の家庭は実の親子夫婦の水不入(みずいらず)で...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...今度の芝居は極(きま)つて不入だわえ...
薄田泣菫 「茶話」
...長火鉢も鼠不入(ねずみいらず)も...
徳田秋声 「新世帯」
...孤格子の鼠不入(ねずみいらず)の前に...
豊島与志雄 「反抗」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...人知れず硫酸モルヒネ猫不入(ねこいらず)なんぞ飲むものなきにしもあらねど...
永井荷風 「桑中喜語」
...言葉がわからないので一般には不向きで不入りだったという...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...島原の芝居は炎暑で不入り...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...守護不入の地とはいうものの...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...昼の部、驚くべき不入り、六分であらうか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...びっくりの不入りなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五時半開演、相変らぬ不入り、然し、段々入り、五分以上となる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...不入りをつゞけし芸術座は千秋楽...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...加えてひどい不入り...
正岡容 「寄席」
...もちろんお客は不入り...
正岡容 「わが寄席青春録」
...古道具屋で買った鼠不入(ねずみいらず)があったのに...
山本周五郎 「花も刀も」
...非常な不入りであった...
夢野久作 「二重心臓」
...この一座が不入りを極めた夢だった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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