...彼女の服装はいつも不体裁だ...
...不体裁な言動は避けましょう...
...彼の不体裁な振る舞いに驚いた...
...会議での不体裁な行動には注意しよう...
...不体裁な言葉遣いは失礼です...
...膚(はだ)を刺すような空っ風が不体裁な重しをさげた屋台の暖簾をハタハタと鳴らしていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...何という不体裁な事でしょう...
太宰治 「たずねびと」
...不体裁な始末が演ぜられる...
辻村伊助 「登山の朝」
...いかがですか? あの空所(すき)は何ですか不体裁でございますよ」私はこう云われて...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...醜い舞台装置や不体裁な衣装やけばけばしい色彩などを批評するのに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...如何にも不体裁だな」代助は決してのらくらして居(ゐ)るとは思はない...
夏目漱石 「それから」
...この不体裁を冒(おか)さねばならん事となります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...したがってお延は不体裁(ふていさい)を防ぐ緩和剤(かんわざい)として...
夏目漱石 「明暗」
...中途で息を入れると云う不体裁もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大した不体裁もありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで濃い珈琲の雫(しず)くみたいに甚だ不体裁に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...例の相棒みたいな不体裁な羽目に陥らないだけの工作を施して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...御覧の通り私の歯は大半不体裁な人造の歯です...
牧野信一 「趣味に関して」
...こんな不体裁なものをおくる位ひなら...
牧野信一 「ひとりごと」
...きわめて不体裁な変転の有様に彼は眺め入った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...父宮に取りもどされる時の不体裁も考えてみる必要があると思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房が倒れると云う不体裁を女中に見られた事もある...
森鴎外 「雁」
...客には不体裁(ふていさい)でも...
吉川英治 「新書太閤記」
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