...彼女の服装はいつも不体裁だ...
...不体裁な言動は避けましょう...
...彼の不体裁な振る舞いに驚いた...
...会議での不体裁な行動には注意しよう...
...不体裁な言葉遣いは失礼です...
...太い材木を不体裁に組立てた南部の田舎の家に育つた者の目には...
石川啄木 「天鵞絨」
...さして不体裁(ふていさい)ではないのです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...親の子におけるが如くにて体裁も不体裁もなくただむやみやたらに嬉しき也...
高浜虚子 「子規居士と余」
...膚(はだ)を刺すような空っ風が不体裁な重しをさげた屋台の暖簾をハタハタと鳴らしていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...彼等は自分の銀行が狭くて暗くて不体裁で勝手の悪い点で際立っていることを自慢さえしていて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼を不体裁に見せたばかりではなく...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ただ不体裁な空騒ぎのために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...長老の庵室であんな不体裁なことをしたあげく...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おそろしく不体裁なみじめなもののように思われ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...年末の進物として他家へ贈るのにそんな不体裁なことは止したがいい...
豊島与志雄 「理想の女」
...わたくしは此不体裁にして甚だ無遠慮(ぶえんりょ)な行動の原因するところを詳(つまびらか)にしないのであるが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...不体裁(ふていさい)なる種々の記念碑...
永井荷風 「霊廟」
...如何にも不体裁だな」代助は決してのらくらして居(ゐ)るとは思はない...
夏目漱石 「それから」
...数百の人の集まったときには随分不体裁(ふていさい)はあり得ることである...
新渡戸稲造 「自警録」
...大した不体裁もありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな不体裁な眼玉を関はずに容れてゐる癖に...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...父宮に取りもどされる時の不体裁も考えてみる必要があると思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すぐ近所への不体裁とか面子(メンツ)を憚られるほど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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