...彼女の服装はいつも不体裁だ...
...不体裁な言動は避けましょう...
...彼の不体裁な振る舞いに驚いた...
...会議での不体裁な行動には注意しよう...
...不体裁な言葉遣いは失礼です...
...さして不体裁(ふていさい)ではないのです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...実は小生は今少しケチな雑誌ならんと存じ「反古籠(ほごかご)」なども少き方宜(よろ)しからんとわざと少く致し候処(ところ)甚だ不体裁にて御気毒に存(ぞんじ)候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その不体裁なのを誇りとし...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼等は自分の銀行が狭くて暗くて不体裁で勝手の悪い点で際立っていることを自慢さえしていて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...醜い舞台装置や不体裁な衣装やけばけばしい色彩などを批評するのに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...年末の進物として他家へ贈るのにそんな不体裁なことは止したがいい...
豊島与志雄 「理想の女」
...かなり不体裁なものであったのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...不体裁(ふていさい)なる洋服を着た貴族院議員が日比谷の議場に集合する光景に思い至らねばならぬ...
永井荷風 「霊廟」
...見苦しい不体裁であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...この不体裁を冒(おか)さねばならん事となります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...最前(さいぜん)用いた難(むず)かしい言葉を使うと不体裁の感を抽出して...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...中途で息を入れると云う不体裁もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...上着の下にシャツも着ない不体裁な恰好でうろつきまわるため...
久生十蘭 「南極記」
...早々にその座を切上げて不体裁(ぶていさい)の跡を収め...
福沢諭吉 「旧藩情」
...御覧の通り私の歯は大半不体裁な人造の歯です...
牧野信一 「趣味に関して」
...起こしにやっている間の不体裁が苦しくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...くちおしい気持ちが静められなくて涙までもこぼれてくる不体裁さに恥じられもして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の不体裁を被うために...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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