...先方は不仁をいうに此方(こなた)は仁を行う...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...老子いわく「天地不仁(三三)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...三三 「天地不仁...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...不仁が病です...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...仁・不仁はしばらく措(お)く...
中島敦 「弟子」
...その残忍と不仁とは...
蜷川新 「天皇」
...不仁のはなはだしいものであることを知つた...
蜷川新 「天皇」
...それを縛り首にした不仁だけでもお前さん腹を二三十切っても追っ付くまいぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上総屋吉兵衛を手にかけた不仁この上もない仕打ちが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまりと言えば不仁」「何を...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...英国王ノ行ヒヲ論ズレバ不仁惨酷ノ他ニ記スベキモノナク...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...印度人殺伐不仁ノ戦ト之ヲ同日ニ論ズ可ケンヤ...
福沢諭吉訳 「アメリカ独立宣言」
...又一方の道徳論に於(おい)ては、人生を万物中の至尊至霊のものなりと認め、自尊自重(じちょう)苟(いやしく)も卑劣な事は出来ない、不品行な事は出来ない、不仁不義、不忠不孝ソンな浅ましい事は誰(たれ)に頼まれても、何事に切迫しても出来ないと、一身を高尚至極(しごく)にし所謂(いわゆる)独立の点に安心するようにしたいものだと、先(ま)ず土台を定めて、一心不乱に唯(ただ)この主義にのみ心を用いたと云うその訳(わ)けは、古来東洋西洋相対(あいたい)してその進歩の前後遅速を見れば、実に大造(たいそう)な相違である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これより陳曹操の不仁を悪(にく)み...
南方熊楠 「十二支考」
...不仁身(ふじみ)になっている悪魔のくせに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼女達は次第にこの不忠孝不仁義の気儘さに見慣れ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そんな不仁なことは自分にはできない...
吉川英治 「三国志」
...人を殺すは不仁(ふじん)である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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