...その人の自ら取るに任かせて造物の不仁を咎めさせないのである...
芥川龍之介 「鴉片」
...老子いわく「天地不仁(三三)...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...三三 「天地不仁...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...不仁が病です...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...仁・不仁はしばらく措(お)く...
中島敦 「弟子」
...人道式なる此(この)観念のために本来の「力」といふ考へがつい曲げられて不徳不仁(ふとくふじん)の属性を帯びるやうになつてしまつた...
夏目漱石 「点頭録」
...仁徳天皇の不仁は...
蜷川新 「天皇」
...不仁は仁義を騙り...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...猫は至って不仁の獣なるも他の猫の孤児を乳養するは天性の一長と称讃したが(『大和本草』一六)...
南方熊楠 「十二支考」
...これより陳曹操の不仁を悪(にく)み...
南方熊楠 「十二支考」
...思はず不仁を犯したやうで...
三好達治 「海辺の窓」
...不仁身(ふじみ)になっている悪魔のくせに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...不仁等も眠つて居る間休む調停作用のお蔭で夢に顕はれる即ち所謂病兆夢Prmonitorische Trume なり...
森鴎外 「夢」
...不仁(ふじん)と雖(いへど)も...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...嬰雖二不仁一...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...そんな不仁なことは自分にはできない...
吉川英治 「三国志」
...不義不仁を働くのではありません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人を殺すは不仁(ふじん)である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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