例文・使い方一覧でみる「下駄ばき」の意味
スポンサーリンク...このような低い山に下駄ばきで... 
石川欣一 「山を思う」
...下駄ばきで、カラカラと石段を玄関に駈けあがるのもおそしとばかり、帆村は正面の扉をドーンと押して板の間に躍りあがった...
海野十三 「蠅男」
...私は小さすぎる制服制帽に下駄ばきという苦学生の恰好で...
太宰治 「乞食学生」
...短か過ぎるズボンに下駄ばきの姿で...
太宰治 「如是我聞」
...そして赤ん坊を抱いて下駄ばきで庭へ出る...
寺田寅彦 「イタリア人」
...又いくら廣くても其の面積は吾々の下駄ばきの足を容れる事を許さない爲に...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...下駄ばきのまゝ床（ゆか）の上に飛び上り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...然し東京の玄関（げんかん）から下駄ばきで尻からげ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...盲目ながら他の子供と足場の悪い田舎道を下駄ばきでかけ廻（まわ）った勝気の亥之吉は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...下駄ばきでざぶ／＼渡って見たりして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いつも短いズボンに下駄ばきだった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...どんな急病人の迎えにも絶対に走らない下駄ばきの老医などを思った...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...下駄ばきの飛行機（フロートをつけた飛行機）といふと...
新美南吉 「耳」
...下駄ばきの足をひどく腫らした老人が...
原民喜 「廃墟から」
...いつか行ったとき何心なく下駄ばきで上って行って見たところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...下駄ばきや靴のまま土壇の上にのぼる人間もありまするで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...下駄ばきの連れの者に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...浴衣がけに下駄ばき...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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