...下肥(しもごえ)を畑や水田に利用する国で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それだけの数の下肥溜めがあると同じように...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...若い者の仕事は東京行の下肥(しもごえ)取(と)りだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今は荷車(にぐるま)になって甲州街道を東京の下肥のせて歩いて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...べたりと糞のつくとつかぬで下肥(しもごえ)の濃薄(こいうすい)従って良否を験するそうだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...下肥を汲む...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女の兄は東京に下肥引きに往った帰りに肴(さかな)を買って来ては食わした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東京からの下肥(しもごえ)ひきに馬を飼う事を思い立ったのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...下肥を嫌がったわけではなく...
豊島与志雄 「土地に還る」
...下肥(しもごえ)を運ぶ農家の車に行き逢う外(ほか)...
永井荷風 「葛飾土産」
...下肥(しもごえ)を使ったかもしれないという心配が大いにある...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...下肥え担ぎ競走は...
葉山嘉樹 「運動会の風景」
...又或(あ)る時江戸市中の下肥(しもごえ)を一手に任せてその利益を政府に占(し)めようではないかと云う説が起(おこっ)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...政府が差配人(さはいにん)を無視して下肥の利を専(もっぱ)らにせんとは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...天井がない待合で二百円上海のやうな値段で芸者買どの花街(しま)も哀れやいつ建つ草の波行く前に三百円は小料理屋見番の骨ばかり出来あかざ草下肥の匂ひこれが東京柳橋おごりなら泊るあしたは外食券入口は喫茶...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...いま裏日本の一部でも見られるような下肥を稲作に施すようなことは昔は考えもしなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...下肥(しもごえ)をきたないという点にまで感覚が進んでは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その上より下肥(しもごえ)を撒きかけて土を覆ひまはるに...
夢野久作 「白くれない」
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