...下手くそな仮名(かな)文字だが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...いたって下手くそである...
太宰治 「愛と美について」
...下手くそなんですね...
太宰治 「鴎」
...その下手くその作品を破り捨て...
太宰治 「乞食学生」
...下手くそを極めた形式である...
太宰治 「正義と微笑」
...唱歌の下手くそなのも無理がない...
太宰治 「惜別」
...下手くそを極めるもののようである...
太宰治 「惜別」
...話術が下手くそでも...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...先生の絵は下手くそだし...
太宰治 「人間失格」
...下手くそな漫画などをかいているつもりは無い...
太宰治 「人間失格」
...他の役者が下手くそなんだ...
太宰治 「火の鳥」
...遠慮無く申せば、物語は、下手くそである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...しんせつに教へられた道の落葉・つめたい雨のうつくしい草をまたぐ大木に腰かけて旅の空立札の下手くそな文字は「節倹」山茶花散つて貧しい生活坊さん二人下りたゞけの山の駅の昼(追加)大金持の大樅の木が威張つてゐる・空の爆音尿してゐる(太刀洗附近)・たゝへた水のさみしうないまた逢つた薬くさいあんたで(追加)・降るもよからう雨がふる夕空低う飛んで戻た(マヽ)(飛行機)暮れてもまだ鳴きつゞける鵙だ今夜は酔ふた...
種田山頭火 「行乞記」
...その蓋に下手くそに描いてある何処か異国の大将の面(つら)に指弾きを一つ喰はせておいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...下手くそなおーむども何とゆうちっぽけでみじめな宇宙だ!そして僭越にも 誰が敢て僕らを檻の中と呼ぶか!このそとの...
槇村浩 「長詩」
...彼は下手くそに鶏を描いてから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の前か後に誰かほかの下手くそな歌手が出るように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...遠慮のないところ下手くそであった...
山本周五郎 「竹柏記」
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